乾貴士、エイバル3年目は必死に戦う毎日 「降格させてしまうと人生で悔いが残る」
エイバルを降格させてしまうと人生で悔いが残る
「人生で悔いが残ってしまう」と、乾はエイバルの1部残留に強い意欲を示した 【写真:ムツ・カワモリ/アフロ】
代表の左サイドには特にいい選手がたくさんいるので、選ばれるかどうかは全然分かりません。とにかく今は必死にチームでプレーすることしか考えていませんし、エイバルを降格させるわけにはいかない。このチームを落としてしまうと、人生で悔いが残ってしまうので、それだけはしたくない。とにかくもう今は、チームの順位を1つでも上げることだけを考えてやっています。
――2014年のW杯ブラジル大会に向けては、前年のコンフェデレーションズカップまではメンバーに入っていましたが、本大会で漏れてしまいました。今度のロシア大会に懸ける思いは非常に強いものがあると思います。これから半年、メンバーに選ばれるためにもプレー面で心がけていることは?
プレー面では、1つ1つのプレーの精度とフィニッシュの精度です。クロスだったりシュートだったりの精度を上げていかないといけない。特に自分はシュートがあまり得意ではないのですが、今さらそこだけ急激に上がらないと思うので、アシストの方をいろいろ改善していければとは思っています。ドリブル突破はいつも通りやっていければいいかなと思います。
――リーガという世界最高峰の舞台でプレーしていますが、やはりW杯は別物として考えていますか?
変な意味ではないですが、自分の中ではW杯がすべてだと思っているわけではありません。もちろんW杯に出てみたいですし、そこでプレーするのは1人のサッカー選手として夢ですけれど、自分の夢としてはそれだけではない。
もちろん代表に選ばれたら、しっかりそこで死にもの狂いでやります。でも、それだけを目指してやってきたわけではない。リーガでプレーしたいという夢を今までも強く思ってきました。だからW杯ももちろんですけれど、このリーガでしっかり活躍できるように、やっていきたいなと思っています。
柴崎は「すごいセンスを持っている」
「ずば抜けてうまい」と評した柴崎と、リーガ初の日本人対決は実現するか 【写真:ムツ・カワモリ/アフロ】
ずば抜けてうまいというか、すごいセンスを持っていますね。(第4節)バルセロナ戦でのゴールについて、あれをまぐれと言う人もいるかもしれないですけれど、彼の場合はもう一度同じシュートを打てと言われれば打てるような、そういう技術を持った選手なので、本当にすごい実力がある選手だと思っています。
――実現するとリーガ史上初の日本人対決となります。試合に向けて意気込みは?
今までリーガの舞台で日本人同士が対戦したことがない。ファンの皆さんはすごく喜んでくれると思うので、実現するといいなと思います。ただ日本人対決だけではなく、どの試合も全部同じ1試合ですし、どのチームとやるのも一緒なので、1つ1つを勝っていけるようにどの試合も頑張りたいと思います。
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