エース不在、混戦マイルCSの特注馬! データ班自信の推奨は3歳サングレーザー
マイルCSの前走上がり順位別成績(過去10年)
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
マイルCSの種牡馬別成績(過去10年)
表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
フジキセキ産駒は12年サダムパテックが勝利。一昨年・昨年はイスラボニータが続けて好走している。08年にも10番人気ファイングレインが3着と好走しており、相性が良い。
前走レース同様に種牡馬も多岐にわたっている。キングカメハメハ産駒は【0.1.0.8】で2着1回のみだが、10番人気以下が多くて2着も11年に11番人気で激走したフィフスペトルと相性が悪いとはいえない。
マイルCSで複数回好走した馬(過去10年)
表7 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
結論
表8 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
混戦ムードで読みづらい面はあるが、スプリンターズSを勝利したレッドファルクス、富士Sで1・2着だったエアスピネル・イスラボニータの3頭が人気を集めそうだ。
レッドファルクスは春の安田記念でも僅差3着に入っており、マイルでも問題ないところを証明した。初めての京都コースがカギだが、右回りも問題なく上位争いになりそうだ。
富士Sではエアスピネルよりもイスラボニータを上に取りたい。前走の富士Sは不良馬場による部分が大きく、エアスピネルに向いた部分がある。イスラボニータはいかにも前哨戦で今回に向けた叩き台の2着。リピーターの好走傾向からしてもイスラボニータの安定感は今年も注目だ。
その他の馬ではデータから前走スワンSを勝利したサングレーザーを推奨したい。4連勝で重賞初制覇も不振傾向の3歳馬、1600mへの距離延長で今回も中位人気あたりに落ち着くのではないか。ただし、表6で示したように前走上がり最速、それも1着だった馬は【3.2.1.2】と好走確率が非常に高い。今年は3歳馬不振のデータを覆すと期待してサングレーザーを中心に据えて馬券を組み立てていきたい。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。