阪神・メッセンジャーのオフの過ごし方「開幕投手は僕しかいない気持ちで」
「ジーンの記録に並びたいね」
8月20日の巨人戦で右足を骨折したメッセンジャーだが、シーズン終盤に戦列に復帰した 【写真は共同】
それに年齢的なことも考えているよ。毎年1歳ずつ歳を重ねていくから、それに合わせたトレーニングと食事の量も考えていかないといけない。昔みたいにお腹いっぱい食べているとダメだと思うからね。これは食べない、という種類の選別はしない。昔と同じように食べて、腹八分目という感じにしている。
ただ、以前と違うことは、牛肉を続けて食べたときは、その後は控えて、チキンを取る回数を増やしたり、タンパク質が足りないな、と思ったら牛肉を多く摂取したりという食べ方はしているかな。余談だけど、シーズン中、名古屋遠征に行くときは、大好きなステーキ店「リボン」に行くんだけど、ここに行くときには数日間牛肉を食べないようにして行くんだ(笑)。そしてなるべく量を考えて頼むんだけど、マスターがすごく親切で、いろいろなメニューをサービスしてくれるんだ。それをいただきながら、それ以降の食事は調整したりはしているね。
サラダのドレッシングの種類を変えるとかもしないし、おやつでピーナッツを食べるときもあるよ。そのときはとにかく脳が満足するところまでは絶対に食べないことを心掛けている。だから、今年のオフも、家族と一緒に自分の思い描いた理想の家でリラックスして過ごしながら、しっかりと来年を見据えていきたい。
来年16勝を挙げれば、尊敬するジーン(バッキー、元阪神ほか)の勝利数(100勝、阪神での外国人投手通算最多勝)にも並ぶ。妻とジーンはSNSでつながっているんだけど、先日電話で約2時間いろいろな話をしたよ。レジェンドの彼と交友が持てたことは、神さまに感謝だね。
それとあと200三振を取れれば、外国人の記録を超えるはずだ。それも、大きなモチベーションとしてあるんだよね(外国人最多は中日の郭源治の1415個で、残り144個)。もちろん開幕投手をやるべき人物は僕しかいないと考えているし、カネモトサンを胴上げしたい。自分がエースという自覚を持って、みんなを引っ張っていくという気持ちはあるんだ。だから優勝をするために、しっかりオフにトレーニングをして、万全の状態でキャンプインをしたいと思っているよ。