【UFC】乱世ミドル級タイトル戦線再統一へ! ロックホールドが15カ月ぶり復帰戦

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ベルトコレクターのブランチ、UFCでも花を咲かせるか

UFCに戻ってきたブランチ(左)は、どんな秘策でロックホールドの足元をすくうか? 【Zuffa LLC】

 一方のブランチは2010年にUFC入りし、2勝2敗の戦績を挙げた後、いったんリリースされている。戦いの場を他団体に移した後は5年間で戦績12勝1敗、ミドル級とライトヘビー級の2冠王者になるなど、確かな実績を積み上げてきた。今年UFCと再契約し、「UFC 211」(2017年5月)での復帰戦ではクリストフ・ヨトゥコ(ポーランド)を下して現在11連勝中と好調だ。

「最初にUFCに来た時は、自分もまだ子どもだった。状況もよく分からないまま、ただ戦っていた。とても未熟で、まばゆい光が怖かった」とかつてを振り返るブランチ。「歳(とし)をとり、多くの経験を経てきた。UFCに入っただけで大成功だと思う人も多い。でもここではまだ何もしていない。これから結果を出していかないといけないんだ」と、2度目のUFCキャリアでの大成を期す。

「自分はMMA版のバーナード・ホプキンス(49歳で世界チャンピオンになったプロボクサー)になりたい。歳(とし)をとればとるほど、美しさと狡猾(こうかつ)さを身にまとって、強くなっていくような選手だ。自分自身、今そんな風になりつつあると感じている。身体のメンテも万全で、35歳にして、肉体は25歳のように感じている」と語る充実のブランチ。ベテランがどんな秘策でロックホールドの足下をすくうのか、興味は尽きない。

(文:高橋テツヤ)

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