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エルドレッドが語る広島への思い
「カープは本当に大きな家族のよう」

家族のおかげで築けたキャリア

5月13日の巨人戦では2本塁打の活躍で勝利を引き寄せた
5月13日の巨人戦では2本塁打の活躍で勝利を引き寄せた【写真=佐藤真一】

──初来日から今季で6年間、広島でプレーしています。これは1977年から82年に在籍したライトルと並び、球団タイ記録です。


 去年は「5年目のシーズンが終わったら一番長くなるんじゃないかな」というくらいに考えていて、それほど意識はしていなかったけど、メディアの人に教えてもらって知ったよ。


──これほどまでに長く広島でプレーできる秘訣(ひけつ)は。


 まずは監督、コーチがボクを信用してくれて、チームのためにできることを評価してくれていることが大きいだろうね。ボクがバットで貢献できることを認めてくれているし、守備や走塁面でも気に入ってくれているからだと思う。プレーを尊敬してくれていると感じるんだ。反対に、ボクもチームにとって何が必要かを考えている。例えばチームメートとうまくやっていきたいと思っているし、コーチからアドバイスされたら必ず聞いて、良いものは取り入れていこうとやっている。みんながやっていることを、同じようにすべてやろうとこれまで過ごしてきたんだ。そして試合になれば、100パーセントの力を出し切る。そういう姿勢を買われていると思っているよ。自分ができることをすべてやる。それを認めてくれる球団だからこそ、長くプレーできていると感じるよ。


──家族のサポートも大きいのでは。


 それが日本でプレーできている最大の要因だろうね。日本でプレーすることを決めて、家族もOKしてくれた。でも、実際に過ごしてみないとどんなことを経験していくかは分からなかった。そんな状況でもしっかりアジャストして、楽しんで生活してくれているからボクも仕事に集中できる。そういう環境を作ってくれている家族の存在は非常に大きいね。それに家族としてだけではなく、チームの一員としてカープを一生懸命に応援してくれている。そういうサポートがなかったら、外国で野球をしても成功するのは難しい。ボクのキャリアは家族の助けなしには築けなかったものだよ。


──ご自身のインスタグラムでは、娘さんたちがカープダンスを踊っている動画をアップしていますね。


 チームを応援してくれているんだ(笑)。これまでいろいろなチームでやってきたけど、こんなに長くプレーできたのはカープが初めてなんだ。妻とよく話すんだけど、そんな環境を作ってくれたチームは、本当に大きな家族のようなものだよね。ほかのチームメートもボクの家族のことをよく知ってくれている。「みんながチームの一部として、一緒に戦っている雰囲気が出ているね」って、話をするんだ。


──最後に、今シーズンの目標を教えてください。


 チームとしてのゴールはもちろん、これ(左ソデのリーグ優勝エンブレムを抑えながら)だ。16年には幸運にも達成することができた。チームは今年もう一度、セ・リーグのチャンピオンになることを掲げているし、ボクも同じだ。また来年もエンブレムを付けたいね。ボクらにとって2位や3位はゴールじゃない。まずはとにかくリーグ優勝を目指している。そして、去年は達成できなかった日本一が次のステップだ。去年は本当に惜しいところまで行ったけど達成できなかった。セ・リーグで優勝して、日本シリーズで勝つことがボクたちのゴールなんだ。


(取材・構成=吉見淳司、通訳=西村公良/広島東洋カープ)

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