“黒田の穴”は埋まった!? 首位・広島の両右腕の力投にファンも注目
16日の阪神戦、打線の援護に恵まれず敗戦投手になった九里(写真中央)だが、8回途中2失点の力投を見せた 【写真は共同】
パ・リーグでは東北楽天が好調を維持し、先週も3勝1敗と貯金を増やし球団史上初となる10勝一番乗りを達成。首位を快走している。2位に付けたのはオリックス。金子千尋が14日の福岡ソフトバンク戦で現役最多に並ぶ21度目の完封勝利を挙げるなど、3勝2敗と白星を先行させた。一方、ソフトバンクが4連敗を喫し、3勝1敗だった埼玉西武と入れ替わって4位に転落。千葉ロッテ、北海道日本ハムも苦しい戦いが続き、開幕から半月が過ぎた段階でAクラスとBクラスが昨季と逆になった。
前週のトップ10
1位:4月16日 九里 亜蓮(広) 83.4%
2位:4月15日 岡田 明丈(広) 82.5%
3位:4月15日 野上 亮磨(西) 80.7%
4位:4月16日 吉見 一起(中) 79.3%
5位:4月13日 細谷 圭(ロ) 77.4%
6位:4月13日 又吉 克樹(中) 77.2%
7位:4月14日 メヒア(西) 76.1%
8位:4月11日 千賀 滉大(ソ) 74.4%
9位:4月15日 涌井 秀章(ロ) 73.9%
10位:4月13日 柳田 悠岐(ソ) 73.3%
10位:4月14日 二木 康太(ロ) 73.3%
九里と岡田が阪神戦で力投
2位には、その前日の試合で9回4安打1失点でプロ初完投勝利を飾った広島の2年目右腕・岡田明丈がつけた。最速151キロのストレートで最後まで阪神打線を寄せ付けず、無四球での9奪三振の内容も光った。引退した黒田博樹の穴が心配された広島だったが、7日の東京ヤクルト戦で9回1死までノーヒットノーランを続けた加藤拓也も含めて、もうその穴は埋まったのかも知れない。
その他では、3安打1失点で完投しながら負け投手となった西武・野上亮磨、7回5安打1失点の好投も味方の援護に恵まれなかった中日・吉見一起、さらにプロ初先発で8回6安打2失点だった中日・又吉克樹と、力投実らず負け投手となった投手陣が上位にランクイン。次回登板では味方打線からの援護を期待したい。
(テキスト:ベースボール・タイムズ)
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