スノーボードの“アイコン”も出場 白馬でフリーライド世界大会が開催
白馬で開催する意義
「セーフティーファースト」をモットーに、大会実行委員会は事前に講習会を行った 【写真提供:goat jun yamagishi】
大会実行委員会は、「セーフティーファースト」をモットーにし、安全に大会を実施することを最優先にしている。10年以上世界中でフリーライドイベントを開催してきた経験豊富なFWTのセキュリティーチームと、白馬の山岳ガイドがタッグを組み、綿密に雪のコンディションや雪崩の危険性をチェック。選手の安全講習会、目視による斜面チェックを事前に行った。
「FWQ2スター」が開催された当日、選手は朝6時から特別に運行開始されたゴンドラに乗車。8時30分に無線機からフリーライド独特のスタート合図「ドロップイン!」の声が流れ、1人目の選手の滑走がスタート。 2年半に渡って計画されてきた白馬村の一大プロジェクトがキックオフした。
スキー男子の種目は上位6名までを日本人が独占。河野健児、楠泰輔、吉田竜弥の3人が4スター出場権を獲得した。スノーボード男子でも、日本人最上位の2位になり4スター出場権を獲得した地元白馬の小林優太をはじめ、初めて見る日本人選手のレベルの高さに、北米・ヨーロッパから来たジャッジ陣が舌を巻いた。
世界のスノーボードアイコンであるトラヴィス・ライス(写真)の出場が決定。ハイレベルな戦いが期待できそうだ 【写真提供:Freeride World Qualifier】
さらに、世界のスノーボードアイコンであるトラヴィス・ライスと、彼の最新ムービー「The Forth Phase」で共演した長野のトップスノーボーダー美谷島慎(びやじま・しん)の参戦が決定。12カ国58人で競う、超ハイレベルな大会になりそうだ。
「FWQ4スター」のドロップインは天候や積雪の状態から14日以降と予想されている。