【DDT】HARASHIMAが石川を倒しKO-D王座奪取 竹下&ベイリー組がタッグ王座初戴冠

高木裕美

葛西がディーノ破り戴冠

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 何でもありの「堂山ハードコアマッチ」ルールで争われたDDT EXTREME級選手権試合では、葛西純が男色ディーノを破り王座初戴冠を果たした。

 ディーノはシングル初対決の葛西に対し、男色ナイトメア、テーブル上での男色ドライバーなどで心理的ダメージを狙うも、葛西は竹串をディーノの地獄門に突き刺すと、脳天にも食らわせてのリバースタイガードライバー。パールハーバースプラッシュから掟破りのリップロックを見舞うと、コスチュームを脱ぎ捨ててTバック姿となり、男色式のリバースタイガードライバーで完勝した。

 試合後、ディーノのセコンドの大石真翔と激しくにらみ合った葛西は「オレがチャンピオンになったからには、このベルトをオレの色に染めてやるぜ」と宣言。ディーノが脱いだタイツを装着すると、放送席に座っていた”帝王”高山善廣をリップロックで失神KOさせた。

飯伏がコタツ上へのラストライドで決着

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 DDT旗揚げプレ20周年記念TLC(たこ焼き・ラダー・チェア)スペシャル6人タッグマッチでは、DDTの歴史を担ってきた高木三四郎&飯伏幸太&伊橋剛太組vs.ディック東郷&アントーニオ本多&佐々木貴組が激突。東郷が飯伏をクロスフェースでとらえ、本多がその口へ熱々のたこ焼きを押し込めば、飯伏も自転車で立体花道を激走し、東郷の元へ突っ込んで反撃。この日のオープニングアクトに登場した越前屋俵太さんからこたつを借りた高木に対し、飯伏は本多をとらえると、そのままこたつの上にシットダウン式ラストライドで投げる「オレごとラストライド」を炸裂し勝利。俵太さんと共に4人で勝ち名乗りを上げた。

小3・ゆに君がデビュー戦勝利

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 小学3年生のゆに君がデビュー。NωAとのアイドル対決に臨んだゆには、小柄な体で大人たちの中に飛び込むと、ウラカンラナ、コルバタ、階段式のドロップキックなどで観客を沸かせ、チームの勝利を呼び込んだ。

赤井はアジャ&LiLiCoが撃沈

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 アジャ・コング&LiLiCoが異色コンビを結成。アジャとおそろいのペイントを施したLiLiCoは、レディーベアードをキャメルクラッチでとらえ、アジャと共にポーズ。アジャが赤井沙希に一斗缶攻撃、パイルドライバー。さらにLiLiCoのバックハンドブローからアジャの垂直落下式ブレーンバスターという連係を決めて勝利。試合後、2人は絆を確かめるかのように、手を繋いで退場した。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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