「楽しみを見出すことが大事」 SPORTS for LIFE #024 須藤元気

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 スポーツを日々エンジョイしている人たちを紹介していく「SPORTS for LIFE」。第24回は、元総合格闘家で、現在はダンスパフォーマンスグループ『WORLD ORDER』のプロデューサーなども務め、多彩な才能で活躍の場を広げている須藤元気さん。

 総合格闘家引退から10年が経ち、現在は『WORLD ORDER』の活動だけでなく、書道やピアノ、ソムリエ試験の勉強なども行っている須藤さん。書斎で過ごす時間が多くなる中で、時間を作ってはジムにも通っているとのことで、体を動かすことをストレス発散に使っているようです。

 今回はドコモ・ヘルスケアが発売した「ムーヴバンド3 with LACOSTE」のアンバサダーに就任した際にお話を聞き、スポーツとの向き合い方などを伺いました。

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――現在スポーツはどれぐらいされていますか?

 拓殖大学のレスリング部で指導をしているので、たまにレスリングをしたりしています。また引退をしてからいろいろなスポーツに関わっていて、釣りやサーフィンは高校生の頃からやっていますが、トレッキングやヨガを始めたり、ちょうど先週もゴルフで人生2度目のラウンドを回ったところです。

――総合格闘家を引退されて10年となりますが、現在はスポーツとどのように向き合っていますか?

 格闘家の時より、今は楽しむものとして向き合っていますね。そういった意味では、現役時代も楽しかったのですが、格闘技でご飯を食べていたのでよりストイックでした。
 最近ではピアノと書道が中心の生活で、意外と動かない時間も多いのですが、ピアノをずっとやっていると体を動かしたくなるので、ウェイトトレーニングは時間を見つけてやっています。

――現在は体を動かす時間よりも頭を動かす時間の方が多いと。

 そうですね。静と動で言うと、今は静が多いので、ほとんど座って何かをやっている状態です。ピアノと書道だけで大体5時間ぐらいは1日やっているので、その息抜きとしてウェイトトレーニングをしています。

――ウェイトトレーニングは1回どれぐらいの時間していますか?

 1時間ぐらいですね。実は最近ジムを変えまして。おススメするのは、自分の家やオフィスの近くにあるジムに行くことです。近いとフラッと行って、フラッとできますので。家から近いジムで、ちゃんと胸や背中、肩、腰と部位を分けながらトレーニングしています。

――以前はもっと時間がかかっていたのですか?

 ウェイトをやるとなると構えてしまい、ジムに行ったら全部合わせて2時間以上はかかっていましたね。今は全部で1時間かからないぐらいになって、気楽に生き抜きでウェイトをやっています。

――鍛えるというより、ストレス発散の効果が大きいと?

 そうですね。あとはやはり筋肉を付けることで代謝も良くなりますし、そういった意味でウェイトもそうですが、スポーツ全般はやると頭がスッキリします。今はソムリエ試験の勉強など頭を使うことが多いので、それで頭がいっぱいになった時にはトレーニングをしている感じです。
――スポーツをやる上でウェアなどのこだわりはありますか?

 僕はストレッチが効いているのが好きですね。これは多分「格闘家あるある」だと思いますが、タイトなウェアが好きで、ストレッチ生地でオシャレなものを探すのが好きです。

――オシャレなものを探して選ぶ方ですか? それともメーカーにこだわる?

 いろいろなものを着ることが多いです。やっぱりファッション性と機能性を追及しながら探しています。あとは体型に合うメーカーを選ぶことが多くて、普通のメーカーだと胸囲に合わせて選ぶと、おなか回りがダボダボになってしまうんです(笑)。それだとフォルムが美しくなくなるので。

――総合格闘家を引退されてから、はまったスポーツはありますか?

 ヨガはすごく良かったですね。やっていて楽しいですし、健康にも良く、動きながら頭がクリアになる感じでした。
 あとはゴルフもこれからやってみようかなと思っています。ただ全然、力の使い方も違うのでこれからです。

――現在はレスリングの指導もされていますが、人に教える場合はどのようにスポーツとの向き合い方を伝えていますか?

 僕は監督として、やはり楽しむことを大事にしています。学生たちは厳しく大変なことをやっていますが、その中にある楽しさが大事だと。楽しくやれていると全然つらくないんですよね。どうやって楽しみを見出すか。それが強くなったり、上達したりするポイントだと思います。

――それでは最後に、今後スポーツとはどのように関わっていきたいですか?

 今、日本オリンピック委員会の強化スタッフもやっていまして、2020年東京五輪に向けて、指導する学生たちも気持ちが入っていますし、僕はメインがレスリングなのですが、日本レスリング協会も東京五輪に向けて頑張っています。来年1月の「デーブ・シュルツ国際大会」では、日本代表の副団長に就任していまして、海外遠征では選手たちに多くの経験を積んでもらいたい。東京五輪に向けて僕もサポートしていきたいです。
■須藤元気(すどう・げんき)
1978年3月8日生まれ、東京都出身。
総合格闘家としてパンクラス、K-1などに出場。2006年年末に引退を発表し、その後は母校・拓殖大学レスリング部監督に就任。また09年にはパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を結成。そのほか書道や作家活動、音楽活動、英語学校代表など多彩な才能を活かし、多岐に渡る活動をしている。
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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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