夏の間にランニングフォーム改善! 今こそ見直したいカラダの「向き」と「バランス」

三河賢文

【Getty Images】

 もっと速く、あるいは長く走りたい。そういう思いを抱いて、毎日のように走りこんでいるランナーは多いでしょう。しかし疲労が蓄積するとパフォーマンスは低下し、怪我に繋がる可能性があります。できるだけ身体に負担を掛けず、高いパフォーマンスを維持しながら走り続けたいのであれば、ランニングフォームを見直してみましょう。

なぜフォーム改善が必要なのか

【三河賢文】

 マラソン大会に出場すると、実にさまざまな走り方のランナーがいらっしゃいます。ピョンピョン飛び跳ねるように走っていたり、腰が落ちて重そうに走っていたり。恐らく多くのランナーは、ランニングを始めてから“なんとなく”練習を行い、現在に至っているのではないでしょうか。
 正しいフォームで走れていないと、身体の一部にだけ大きな負担が掛かったり、使われない筋肉が生まれたりします。とても非効率な走り方となってしまい、本来持っている能力を発揮し切れていないランナーも少なくありません。あるいは、負担が怪我へと繋がっていくケースもあるでしょう。例えば、こんな経験はないでしょうか?

「いつも同じ部位が痛くなる」
「体力は残っているのに脚が疲れて動かない」など

 当てはまるという方は、ぜひランニングフォームの改善に取り組んでみてください。それによって、怪我の改善や記録向上が望めます。私も以前、徹底的にフォーム改善を行いました。その甲斐もあり、自己ベスト更新はもちろん、年間6,000km以上を走っても怪我1つありません。

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著者プロフィール

中学生の頃から陸上競技を始め、大学では十種競技選手として活動。引退後、約7年のブランクを経て2011年6月よりランニングを開始。同年にハーフマラソン、フルマラソン、翌年には100kmのウルトラマラソンやトライアスロン(オリンピック・ディスタンス)も完走。沖縄本島1周マラソンなどを始め、今では“超長距離”レースにも数多く出場している。また“トウモロコシ”や“アザラシ帽子“をトレードマークに、仮装マラソンも楽しむ。ランニングブログも不定期更新中。趣味と過去の経験を活かし、現在は東京都葛飾区内にある中学校の陸上部にて、外部コーチとして指導も行っている

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