30代、40代が「寝たきり予備軍」? あなたの「足腰力」は大丈夫!?

茂田浩司

【Getty Images】

最近気になる「若年層の足腰の弱さ」

「平坦な道を歩いていたのに、なぜか足が引っかかってつまずきそうになった」

 そんな経験のある人はいないでしょうか。

 「よくある」「時々ある」という人は要注意。「段差のないところでつまずいてしまうのは、歩く時に足先がしっかり上がっていないということです。すでに筋肉が衰え始めている可能性が高いですね」

 そう指摘するのは、元東京警察病院リハビリテーション室長、現メディカルクロッシングオフィス代表の野呂田秀夫氏(理学療法士、柔道整復師)である。

 20歳からリハビリテーションの道に入り、延べ10万人にリハビリ指導をしてきた野呂田氏。71歳の現在も、病院や高齢者向け施設でリハビリテーション指導や「高齢者の歩き方指導」を続けているが、最近気になるのが「若年層の足腰の弱さ」なのだという。

「今の30代、40代は『足腰力』が相当に衰えていますね。このままだと30年後、40年後に寝たきりになる人が飛躍的に増えかねない、と危惧しています」

 野呂田氏のいう「足腰力」とは何か。鍛えるためにはどうしたらいいのかをうかがいました。

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著者プロフィール

情報誌の編集ライターを経て96年からフリー。99〜02年『ゴング格闘技』編集ライター。現在はプロレス・格闘技、お笑い、教育、健康、テレビ、政治など幅広く取材。「棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか」(企画・編集)、「終わりのない歌」(構成)等。「水道橋博士のメルマ旬報」連載中

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