原監督「6区の快走で優勝を確信」 箱根連覇、青学大選手・監督コメント
一色「東京マラソンに出場します」
(1区のロングスパートの理由は)ハイペースが続いていたので、ちょっと早くすれば(ほかの)選手は離れるかなと思い、勢いよく行きました。青山学院大を選んだ理由に、チームを優勝させたいという強い思いがありました。それが2回もできて本当に良かったです。けがばかりしていて、それでも信じて使ってくれた監督にも、チームメイトにも感謝したいと思います。
2区:一色恭志(3年)
(2年連続2区は)久保田さんがトップで持ってきてくれたので、この差(2位と22秒差)でもらって2位に落ちるわけには絶対いかなかったので、なんとしてでもトップをキープして秋山(雄飛)に渡してやろうっていう感じで走りました。東洋大の(服部)勇馬さんと山梨学院大のニャイロ選手に差を詰められたので、自分の力は日本の学生長距離界ではまだまだだと痛感させられました。
(今後は)今年の東京マラソンに出場します。あとは同級生の秋山と一緒にたすきをつないでうまく走れたので、来年も駅伝3冠を目指してがんばっていきたいと思います。
3区:秋山雄飛(3年)
(一色とのたすきリレーは)同級生のなかでもずっと最前線で走ってきたので、ここで自分も快走して一色を安心させてあげたいなっていう気持ちがありました。(箱根駅伝は)2年間ずっと走りたいと思いつつ、かなわなかった夢でしたが、今朝起きて「ああ俺、箱根走ったんだ」という実感が湧きました。
2年の全日本大学駅伝は区間6位という不本意な結果で、今回は自分のやりたいことをやって、悔いの残らないように走ろうと決めて走っていました。
神野「箱根は自分を変えた大会」
2年連続の区間賞はならなかったものの2度の故障を乗り越えながらも5区を快走した神野 【写真は共同】
(3区の秋山の走りは)テレビで途中まで見ていましたが、あんなに笑顔で走っているのを初めて見ました。笑顔でガッツポーズしてくれたので、僕も(ガッツポーズを)返して、力にして走ろうと思いました。タイムとしては昨年より50秒ほど遅かったですが、しっかり後続を離して、チームに貢献できたと思います。
1年間うまくいかないこともあり、あまり成長できていない部分もありますが、3年目は、下田(裕太)や中村(祐紀)を中心に同級生と力を付けて、一色さんとか秋山さんを超えられる存在になりたいです。
5区:神野大地(4年)
昨年は終わったら「勝ったな」という感じでしたが、今年はチーム全員、本気で(連覇を)狙って勝てたので、昨年以上の喜びを感じています。
チームはプレッシャーの中でやっていました。自分は1年間故障で苦しみましたが、監督がいつも前向きな言葉をかけてくれて、故障していた時も「今やれることをしっかりやろう」という気持ちでできました。周りの4年生が僕の穴を埋めてチームをまとめてくれたので、監督と4年生には感謝の気持ちでいっぱいです。
(箱根駅伝、山登りは)自分の人生を変えてくれた大会だと思います。これから「自分は山だけじゃない」というところを証明したいので、実業団に行ってマラソンなどで上を目指してがんばりたいと思います。