マラソン大会前日のNG行為とは? 青山剛のランニングナビ
「がっつりマッサージ」はNG!
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普段マッサージを受けたことがある方は感じたことがあるかと思いますが、大抵強めの「疲労回復目的」のマッサージを受けた翌日は、体に力が入りづらく、良い動き、良い走りがなかなかできないものです。
間違えてほしくないのは、疲労が抜けている状態が必ずしもベストコンディションではないということです。特にマラソンのように長距離を走る場合は、足を含め体の筋肉は程よく疲労感があるくらいが、実はベストコンディションな場合が多いのです。
同じ理由で、大会前日に疲労回復にと、現地の温泉などで「長湯」をするのも避けたほうがいいでしょう。完全に疲労を抜いてほしいのは、内臓疲労などですので、食べ過ぎやお酒は控え、筋肉疲労は抜けきらないようにしましょう。
「にわかカーボローディング」はNG!
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しかも、大会前日に普段食べないような量の炭水化物を取ると、レース前、もしくはレース中に便意や腹痛が起き、もしくは気分が悪くなり、苦い経験をした方も多いはずです。これでは逆効果です。
本来のカーボローディングの正しい方法は、大会の約1週間前から4日前くらいまで、強めのトレーニングを行いながら、炭水化物の量を少なくした食事にして一度枯渇状態にし、その後3日くらい前からトレーニングを抑えていきながら、炭水化物の量を多めにした食事にするから、しっかりエネルギーが蓄えられると言われています。
従って、大会前日だけ、いきなり炭水化物の量を増やすのは効果もあまり期待できず、危険だということです。
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大会前日に良かれと思ったことが、実は逆効果だったりしますので、せっかくトレーニングしてきたことを台無しにしないように気を付けましょう!
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