#Dragons_Inside コラム 第1話~動画制作の過程での裏話を不定期でお伝えします~

中日ドラゴンズ
チーム・協会

ドアラを撮る筆者 【©中日ドラゴンズ】

この度、スポナビにてコラムを投稿させていただくことになりました中日ドラゴンズの球団職員・岡田昌尚です。私はYouTubeなどで公開している『#Dragons_Inside』というシリーズの動画コンテンツを制作しています。このコラムでは、動画制作の過程での裏話や動画では表現しきれなかったエピソードを不定期で皆さまにお伝えできればと考えています。

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初回は『#Dragons_Inside』の制作担当者である私の自己紹介をさせていただきます。実家がバンテリンドームの近くで、1997年の球場移転をきっかけにドラゴンズファンになりました。小学生の時には手作りの応援ボードをライトスタンドで掲げ、2007年日本シリーズの完全試合リレーも現地で観戦していました。

2007年 53年ぶり日本一の瞬間 【©中日ドラゴンズ ※筆者提供】

涌井投手「あれ?眼鏡かけてませんでした?」

私がドラゴンズに入社したのは2021年4月。それまで10年間、東京でテレビ番組の制作をしていました。キー局で旅番組のADを経験し、その後スポーツ番組を担当。ロッテ、西武、楽天、侍ジャパンの担当記者を務め、その後ドキュメンタリーコーナー、番組統括を務めました。

実は、私が野球記者になって初めてインタビューをした選手は加藤翔平選手だったんです。加藤選手は当時プロ2年目。春季キャンプ初日の練習後にお声がけし、レギュラー獲得への意気込みを聞かせてもらいました。緊張で足が震えたのを覚えています。

【YouTube公開中】ドラゴンズ移籍直後の加藤翔平選手 【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

また、私がロッテの番記者だった2014年は涌井秀章投手がFA移籍した年。野球記者1年目の私にとって、涌井投手はあまりに“大物”でした。当時まともに会話する機会は無かったのですが、ドラゴンズの入団会見で8年ぶりに再会したときには「あれ?眼鏡かけてませんでした?」と一言。涌井投手が、30歳を過ぎてコンタクトデビューした私の変化に気付いたことに驚かされました。

【©中日ドラゴンズ #Dragons_Inside】

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『球団職員が選手たちの動画を撮り、自ら編集してファンへ発信する』という作業は、私が入社するまでは殆ど行われていませんでした。前例のない業務を後押ししてくれたのは当時の首脳陣。私がロッテの担当記者時代に一軍監督を務めていた伊東勤さん(当時ヘッドコーチ)、楽天の担当記者時代に一軍投手コーチだった与田剛さん(当時一軍監督)です。素性が明らかだったこともあって、私をすんなりと受け入れていただき、スムーズにグラウンドでの撮影を開始することができました。

『#Dragons_Inside』は今年で4年目

既に巨人やロッテ、ソフトバンクなど、球団発信の動画コンテンツが増えてきた時期だったこともあり、「ドラゴンズでも始めるんですね!」と選手たちもすぐに理解してくれました。そんなスタートを経て誕生した『#Dragons_Inside』は今年で4年目。今では若手選手に「YouTubeに出れるんですか!」と言ってもらえるほど、チームに浸透しました。これからも動画を通じて、ドラゴンズの魅力を全世界に発信していきたいと思っています。

(文 / 岡田昌尚)

2021年6月にチャンネル登録者数10万人を突破。2024年6月30日現在 26.7万人 【©中日ドラゴンズ】

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