武豊の悲願砕く!リオンディーズ驚愕の脚 ミルコ「ユタカさん、ゴメンナサイ」
母から子へとつながるライバル物語
母同様にリオンディーズもライバルを蹴散らしてクラシックホースへ駆け上がるか 【スポーツナビ】
「今日もちょっとテンション高くてパワーがすごくあるけど、あんまり引っ掛からない。だから2000メートルまでなら大丈夫。2400? ガンバリマス(笑)」とミルコが言えば、武豊も「来年のクラシックが楽しみですよ」と、勝負づけはまだ終わっていないとばかりに反撃を口にした。
また、リオンディーズの母シーザリオと、エアスピネルの母エアメサイアは2005年の牝馬クラシックで火花を散らしたライバル同士。そして今この2歳王座戦で、子ども同士にも“因縁”が生まれた。母と子のこの関係性は、来春のクラシックを読み解く上で競馬ファンにはたまらないものがある。エアメサイアは桜花賞、オークスでシーザリオに先着することはできなかったが(桜花賞はシーザリオ2着、エアメサイア4着/オークスはシーザリオ1着、エアメサイア2着)、歴史は繰り返すのか、それとも……。
来春のクラシックはハイレベル
今年の2歳牡馬はハイレベル! 王者リオンディーズもその座は安泰ではない? 【スポーツナビ】
ほか、大物とウワサのシルバーステート、サトノダイヤモンド、重賞を快勝したスマートオーディン(GIII東スポ杯2歳S)、ドレッドノータス(GIII京都2歳S)などなど、クラシック候補を挙げれば枚挙にいとまがない。
朝日杯FSでとてつもない可能性の一端を見せたリオンディーズと、それを追うエアスピネル、そしてまだまだ控える素質馬たち。これらが一斉に直接対決となったら――もう今から来春のクラシックが楽しみで仕方ないのである。そういうわけだから、来週はまず有馬の前に、ホープフルSをじっくりと見定めよう。
(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)