宮原「納得」V、3位の真央「見直す」 NHK杯女子メダリスト会見
ヒックス、初のメダル獲得に興奮
納得のいかない演技に、「気持ちもスケートも見直して次の試合に臨みたい」と語った浅田 【坂本清】
浅田 今シーズン、SPもフリーもエキシビションもローリーに作ってもらっていますが、15歳からローリーに振付けてもらっており、毎年毎年、ローリーのところに行くと、この曲のときにはこういう動きをして、こういう表情をして、といったアドバイスをもらうので、私自身もローリーがしゃべっている、表現しているものに近づけるよう努力しています。また、それプラス、自分がどう表現したいかということをプラスしてやっています。今年もローリーのところに行ってきて、自分が思っている以上に表現ができるようになったね、と言ってもらえることが多いので、特に特別なことはないです。私もローリーの滑りや表現するものが好きなので、それに近づけるように滑っています。
――ヒックス選手、今回、初めてGPシリーズでのメダル獲得ですが、これがどんな意味を持って、今後どんなモチベーションになりますか?
ヒックス 私も今回、初めてのメダル獲得で興奮してワクワクしています。特にこの場に来て、本当に素晴らしいいろいろな人たちのスケートを見ることができたというのもワクワクしている理由の1つです。メダルを獲得するだけでなく、すべてを見ることができて本当に良かったです。また、自分自身、良いスケートができたということについても大変気持ちが良かったので、2位になれたことは本当にうれしいです。
宮原、GPファイナルは「楽しんで滑る」
フリーの得点発表直後、濱田美栄コーチ(右)と手を取り合って喜んだ宮原(中央) 【坂本清】
宮原 シニアに来てのGPファイナルは初めてなので、GPファイナルでは、SPもフリーも今回のように落ち着いて滑って、自分のいまできる一番の演技をすることが目標になります。とにかくGPファイナルは楽しんで滑れるように思い切って滑りたいです。
――宮原選手、今回、GPシリーズでは初めてSP1位で、フリーでは滑走順が最後でしたが、どうプレッシャーに打ち勝ったのか教えてください。
宮原 SPが終わってからはすぐにSPのことは忘れて、今日はフリーにだけ集中しようと思って取り組んできました。なんとしてもベストを尽くしたいと考えましたが、それができたと思います。今日と同じような気持ちで今後の大会に取り組んでいきたいです。