小久保監督「柳田、山田が中心」=プレミア12最終ロースター発表
西武・秋山は「自信をもって代表に参加してほしい」
先発投手としてシーズンを戦った選手が9人いますが、実際、予選では中4日、5日で回さないように考えています。そのため、1シーズン、チームの中心で戦ってきたピッチャーに1試合を託そうと思ってのメンバー選考になります。今後のケアについてですが、侍ジャパンが球界、選手の中で浸透しつつある中で、11月まで侍ジャパンの動きがあるという認識の中で身体のケア・強化に取り組んでもらっています。個々の選手の中では、休まなければならない選手もいると思いますが、今回は世界大会ということもあり、今シーズンしっかり戦った選手に声を掛けました。
――長丁場の試合となりますが、チームリーダーは誰でしょうか?
野手は内川(聖一)が過去のWBC出場もあり、ホークスでもキャプテンに就任し優勝しましたし、そういう思い(リーダーとして引っ張ってほしいと)で選びました。
――開幕・韓国戦の先発投手は決まっていますか?
ある程度は決まっていますが、今日は申し上げることができません。
――トリプルスリー柳田選手、山田選手が中心ということですが、打順についての考え方は?
打線の並びの特徴は、打って走れる選手がスタメンに出ると思います。その中で打順は、最終的なものは決めかねていますが、ただランナー出たら送るではなく、幅広い作戦を考えていますので、走れる選手の並びを考えています。
――安打記録をつくった西武・秋山(翔吾)選手の評価、期待することは?
(就任して)最初の2013年、台湾に行ったとき、彼を選出しましたし、もともと潜在能力が高い選手。今年、バッティングを変えながら、自分の中でこれでいけるというものをつかんだシーズンで、結果も残して、自信をもって代表に参加してほしい。また、打順はまだ決まっていませんが、1番なのか、2番なのか、クリーンアップで使うのか、考えたいと思います。
――柳田選手、中村剛選手はケガの影響が心配されますが、監督はどう見ていますか?
柳田選手の状態は、本日の新聞でも(ケガの状態が)出ましたが、クライマックスシリーズ、日本シリーズが残っていて、もちろん体調を追っていくのはしていきます。心配もしていますが、本人とのコミュニケーションを取っていますので、彼らが11月にしっかりできるということで選考しました。
黒田が外れる「本人と話をした上で決めた」
糸井は、誰もが認める球界のスター選手という認識は私もありますが、今年の外野陣を見た中で、後半は状態が良くなりましたが、体の状態を見た中で、糸井以外の選手の活躍が目立ったということです。黒田に関しては、本人と話をした上で決めました。
――1次登録メンバーにいなかった、キャッチャーの中村悠平選手を選考しましたが、なぜ中村選手だったのか、教えてください。
1次登録の時も結構議論になりましたが、最終的に外すことにしました。その後、ヤクルトの優勝への軌跡、投手陣が課題と言われたチームを優勝へ導いた正捕手の評価が、最後の最後で、私とコーチの意見が一致しました。あと、セ・リーグで優勝したキャッチャーとして、セ・リーグのキャッチャーが必要だったという理由で選考しました。
――大会規定で5人まで入れ替えが可能ですが、入れ替えが起きるとしたらケガなどの体調面が理由でしょうか?
そうですね。基本的にはこのメンバーで戦います。明日からクライマックスシリーズが始まりますし、日本シリーズもありますので、選手たちにアクシデントがないことを祈っています。アクシデント以外での入れ替えは考えていません。
――投手陣で左腕2人で少ない印象ですが、2人の役割と期待については?
大野(雄大)はシーズンが終わってしまった中で、強化試合に合わせていく必要があります。(チームに)来たときの状態を早めに見極めたいと考えています。松井(裕樹)は中継ぎ、抑え、8回、9回で使おうと思っています。