重力と戯れるスラックラインの魅力 やぎともこのボディ・ドライブ in ジャパン

やぎともこ

【やぎともこ】

【やぎともこ】

木のぼり とび箱 できない男の子(チャッチャカ・チャッチャッ)
あやとり お手玉 忘れた女の子 (ル〜ル〜ル〜ル〜)
君にも あるのさ 天使の羽がホラ(ラーラーラー・ラー↑)
みんなで 飛ぼうよ 地球を見下ろそう(チャッチャカ・チャッチャッチャッ!)

 大好きな『天使の羽のマーチ』のメロディーでキーを打たせていただきます。伸びやかな明日に向かってマーチングしたい。イラストレーターのやぎともこです、こんばんは。

 さて、今回やぎは約幅5cmのラインの上を綱渡りする、「スラックライン」を体験してきました。元々は米国のクライマーの遊びから生まれた新しいスポーツで、ラインに乗ることで引き出される神経の動きにより、体幹の引き締め効果も期待でき、上達するとベルトのたわみ(※スラック=たわみ)を使ったアクロバッティングな技が繰り広げられるのが特徴です。

【やぎともこ】

 場所は東京・神保町にあるジム、「ZERO Fight&Fit」。体験会では、2013年にスラックライン女子世界ランキング1位になったこともある福田恭巳さんが指導されていました(ワオ!)。

【やぎともこ】

 スラックラインのラインはナイロンでできていて、たわみ具合は自由に調節できるようになっています。このラインは木や柱を使ったり、屋外、屋内とさまざまなところで張れるようですが、ジムでは低い位置で床にはマットが敷いてあるので安心です。初めての人でも、だいたい、1時間もやれば乗れるようになるようですよ。

【やぎともこ】

 スラックラインの基本の練習は、立つ、歩く、ターンする、しゃがむ、ジャンプ。床の上では難なくできることですが、ラインの上で はてさて、どれだけできるかな……? 遊びから生まれたと言われるスポーツだけに、思わずトライしてみたくなる気持ちが湧いてきますね。

 まずはラインの上で片足で立つ練習です。脚をまっすぐにして手はバンザイ、目線は少し先。これで目標30秒キープです。自分の身体の真ん中を探しながら両手片足3点のやじろべえのようにバランスを保ちます。

【やぎともこ】

 やぎも、やじろべえバランス10〜20秒くらいはできました!が、利き足じゃない方の足で乗ると、全くダメ……!! 常日頃の身体の左右バランスのゆがみを発見。立つだけでも全身に神経が行き渡るせいか、すぐにもジワっと汗が出てきました。

 立てたら次は歩く練習。足を入れ替えながら進む感覚で、重心はなるべく腰から下にします。余分な力が入るとラインがグラグラと横に揺れてしまい、バランスを崩しやすくなります。

「スラックラインは基本的にはリラックスのスポーツ。自分でできる!と思うと結構すんなりできますよ〜」とコーチ。

 やぎは心に負けてか、歩く段階ではガクガク、へっぴり腰……焦りながらなんとか2、3歩は歩けましたが、アヤヤヤヤ……。「できる!と思う力」が全く足りてな〜い感じ……!? 人に見られてすっかり焦っちゃってますねえ。

 そうかと思うと、体験2回目という小学5年生の女の子がすごーく上手で、ターンする動きもしゃがむ動きも、スススー!とクリアしていて、コーチも感心、皆さんから拍手も起こり、ちょっと照れくさそうにしていました。素敵。しなやかな手脚、すごくキレイ。

【やぎともこ】

 最後にコーチに一番難しいと思う技を聞いてみますと、「技は今、新しいものが生み出されている状況なので一概にこれ、とは言えないのですが、自分の中では……そうですねえ……いかにきれいなバックフリップをきめるか、でしょうか」(※バックフリップとはバク宙のことです!)とのこと。ワワワー……スゴイー!(※興味を持った方、是非Youtubeでスラックラインの実演動画を一度観てみてください。様々な技が繰り広げられています。感動的!)

 重力と戯れるスラックライン。上級者の独創的な技を観るのも、ささやかに自分でやってみるのも楽しいですよ。えーと、やぎは、「ひっそりと」また練習したい気持ちです!ゴホン。
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著者プロフィール

イラストレーター、デジタルペインター。趣味は真夜中の鍋磨きと引き出しの中の整理

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