忙しくても大丈夫! サクッと楽しむゴルフ

北村収

独立して超多忙、小さな子供2人とも遊びたいけれどゴルフもしたい!

神奈川県川崎市にある川崎リバーサイドパークゴルフ場。東京近郊の市街地でも、数は少ないがゴルフコースはある。川の右側は東京都 【写真提供:川崎リバーサイドパークゴルフ場】

 仕事はもちろん家族と過ごす時間などに追われ、中々ゴルフに1日かけられず、だんだんとプレーから遠ざかっている方は多いようだ。実は筆者もその一人。特に4年半前に会社を辞めて独立してからは、土日も含めて1日つぶしてのゴルフの時間をつくることは厳しくなった。やはり、子供が小さいので家族の時間を大事にしたい。でも、やっぱりゴルフもしたい……。

 ちなみに筆者の自宅と仕事場は、神奈川県川崎市中原区にある。さすがに、近所に気軽にラウンドできる18ホールのゴルフ場は少ないが、9ホールのゴルフ場やショートコースは結構あるエリアだ。1日ゴルフでつぶすことはできなくても、行き帰りの時間も含め3時間くらいならなんとかなる。というか、ゴルフをしたいのでなんとか時間をつくっている。

 平日であっても3時間くらいであれば、仕事の前後にプレー時間を確保することができるし、土日の家族サービスにも影響を与えずにゴルフができるというわけだ。

プレー2時間、行き帰り含め約3時間でゴルフを満喫

東京都調布市にある東宝調布スポーツパーク。東京都の住宅街にもゴルフコースはある 【写真提供:東宝調布スポーツパーク】

 ドア・ツー・ドアの3時間ゴルフで近ごろ最もお世話になっているのが東宝調布スポーツパークと川崎リバーサイドパークゴルフ場だ。

 東宝調布スポーツパークは、下の子供が小学生となり少しだけ子育ても落ち着いてきたので、最近ゴルフを復活しつつあるカミさんと行くゴルフ場。2人の子供を学校に送り出すとほぼ同時に、駐車場から車を出し出発!

 9ホールで全長1545ヤード(パー30)と距離は短いが、パー4が3ホールあり、長いクラブの使用も可能だ。しかも、特にベントグリーンを使用している時のグリーン状態が素晴らしく、バーディパットやパーパットはかなりしびれる。また、施設が綺麗なのでカミさんもお気に入りで、女性のプレーヤーが多いコースだ。

9ホールのコースでは、手引きカートでラウンドするところが多い。写真は川崎リバーサイドパークゴルフ場 【写真提供:川崎リバーサイドパークゴルフ場】

 一方の川崎リバーサイドパークゴルフ場は、1人でフラッと行くゴルフ場。コースは9ホールで全長2322ヤード(パー34)、パー5のホールも一つあり、本コースを少し短くしたイメージだ。プレーはゴルフ場が組み合わせてくれた4人でラウンドする。

 先日も日曜日にラウンドをした。その日はまず息子とサッカーの朝練をしてから川崎リバーサイドパークゴルフ場に。プレー後、昼過ぎに帰宅して昼食を食べたら今度は娘、息子と近所のプールに! ややハードだったが、ゴルフを満喫でき、家族サービスもできて、みんながハッピーな1日だった。

 気軽にプレーできるゴルフ場が少ないといわれる神奈川県川崎市在住。それでもこのような楽しみ方ができるのだから、読者の皆さんが住んでいるエリアでもきっと「プレー2時間、ドア・ツー・ドアの3時間で楽しむサクッとゴルフ」は可能ではないだろうか?

主婦は平日の昼間に、学校が終わった後の親子ゴルフも

 サクッとゴルファーは僕のような仕事が忙しいビジネスパーソン以外に、どんな方が多いのか? ゴルフ場の方に聞いてみた。

「平日の昼間は女性が多いですね。近所の方が気軽に来て、プレーを楽しまれていますよ」と語ってくれたのは東宝調布スポーツパーク副支配人の矢口かおりさん。「仕事をされている方は出勤前の朝や、当ゴルフ場はナイターもあって平日はクラブのレンタルが無料なので、遅い時間の方が混みますよ」とのことだ。

 川崎リバーサイドパークゴルフ場の支配人の小林保さんによると「9ホールだけプレーされる方が多いですね。仕事をされている方はプレー後に仕事に向かわれたり、仕事を済ませてからプレーに来られたりといった方が多いです。平日は到着順ですし、一人でも組み合わせてラウンドできるので皆さん気軽に来場されますよ」。筆者だけでなく多くの方がサクッとゴルフを満喫しているようだ。「平日はジュニア割引があるので、学校帰りに親子でラウンドされる方もたまにお見えになります」と、親子でサクッとゴルファーもちらほらいる模様だ。

もっともっと時間に縛られないゴルフを!

ナイターもある東宝調布スポーツパーク。平日の夜でも、会社帰りのサラリーマンがゴルフを楽しんでいる 【写真提供:東宝調布スポーツパーク】

 先日、米国出張の際に現地在住のゴルファーにコースへ行く頻度を聞いたところ、「ほとんど毎日」という答えが返ってきた。ただし、早朝か夕方に4〜5ホールだけ回ることが多いとのこと。所要時間2〜3時間どころか、1時間でプレーを楽しんでいるのだ。

 筆者が現在実践しているサクッとゴルフの頻度は、月1〜2回ほど。もし、米国在住の方のように1時間でコースを楽しめるのなら、さらにプレー回数を増やせるだろう。時間に縛られないゴルフを実現して、仕事が忙しくても、もっともっとプレーを楽しんでいきたい。

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著者プロフィール

タイガー・ウッズがプロ入りした1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ(ALBA)編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに就任。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。松山英樹が日本人初のマスターズ表彰台に立った2011年4月に独立。2011年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙媒体、Web、ソーシャルメディア、さらにはEコマースの企画運営も行うゴルフ編集者兼ゴルフWebディレクターとして、ゴルフ関連の仕事に従事。ゴルフを気軽に家族で楽しめる環境を日本で実現していくのが夢。まずは自分自身、家族ゴルフを楽しんでいる

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