初の世界大会出場の前田「目標は入賞」 世界陸上 女子マラソン会見

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伊藤舞(大塚製薬)「力を発揮するということに重点」

 私は今回、(11年の)テグ大会に次いで2回目の世界大会となります。初出場の時は、練習の成果を出し切れなかったので、今回は準備してきたことを試合で出し切れるように頑張りたいです。

 今回は、自分の中で一番大きな試合と思っているので、しっかり今の力を出し切ることが一番だと思っています。レース展開については、レースが始まらないと分かりませんが、その時その時で対応できるように走りたい。

(男子のレースを見て)どんな天気になるか分からないのですが、暑くなったらしっかり給水を取って対応し、前日から体に水分をためるようにして、当日脱水症状にならないように準備したいです。

(3月に疲労骨折が判明したが、練習はいつから?)5月の後半からジョグを始めていたのですが、長い距離はできなくて、6月に入ってからポイント練習ができるようになりました。

 今までは、練習をすればした分、マラソンにつながると思っていました。ですが、昨年と今年で2回けがをしたことによって、準備時間が短い中でも、(今年3月の名古屋ウィメンズで)自己ベストがでたので、けがで練習期間が短くても不安がることはないです。けがをしてプラスになることはないと思うのですが、私の場合はマイナスになることはなかったので。ここまでやってきたこと、長年積み重ねてきたことをベースにあって、組み立てられたらいいかなと思っています。

(テグ大会の時と気持ちは違う?)テグの時は初めての代表で、その時は、試合でしっかりパフォーマンスをしようとやってきたのですが、実際、レースでこの雰囲気に対応できませんでした。試合に飲まれてしまったというのがあるので、今回は自分で準備してきたことを、自分が思う一番大きな大会で、出し切ることが本当に大事で、それができたら次につながるのではないかと思います。

(世界大会と国内のレースとの違いは?)給水の度にペースが上がることは分かっていたのに焦ったり、前半に気持ちの動揺がありました。日本だったらイーブンペースで給水を取っても、集団が乱れないけど、テグの時はそういうことにいちいち反応してしまいました。でも、テグが3回目のマラソンで、今回は10回も経験してきているので、そういう意味では、冷静にマラソンを走れるかなと思います。

(入賞して日本人最上位なら、リオデジャネイロ五輪の内定が決まるが?)今回は入賞も大事ですが、今までできなかった大きな試合で力を発揮するということに重点を置き、それができた上で、入賞につながれば成功で、出場した価値があると思います。

重友梨佐(天満屋)「レースを楽しみたい」

 また日本代表として走れるチャンスをもらえたので、それを生かせるように頑張りたいです。自分の課題は後半にあるので、そこで対応できるかどうかで変わってくるのかなと思います。

(練習はしっかりできた?)欲を言ったら、本当に思ったよりはやれていないけど、苦しい中でも体を動かせたので、そこは信じてレースをしたいです。

(集団ではどんな位置取りをする?)特別、気にはしていませんが、やっぱり接触したり、ウロチョロしないように、落ち着いて走りたいです。

(1月の大阪国際女子の前に練習を変えたと話していたが、その後はその練習を継続してきた?)そうですね。そういう練習をやりながら、もう少し体幹を鍛えようといことで、体幹トレーニングを加えながら、やってきました。

(そのトレーニングで走りが変わった?)一時期、自分の走りが分からなくなっていて、腰が落ちている感覚が抜けなかったのですが、体幹トレーニングなどを加えながらやったことで、腰が落ちない感覚は良くなったので、変わってきたかなと思います。

 またこうやって、大きな大会に出られるチャンスをもらえたので、一回一回の試合を大事にしたいという気持ちがあります。いい緊張感と、レースを楽しみたいという気持ちがあります。

(以前との違いは?)大阪で失敗した年があったのですが、あの時は練習もできていて、完璧じゃないといけないと思って臨みました。そういう時でも失敗はあったので、そこからちょっと気持ちを振り払ってできたので、気持ちの部分でゆとりは持てるようになったことが変化だと思います。

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