夜でも見える! LED照明でナイターゴルフ 暑さも忘れる真夏の夜の快適ラウンド

スポーツナビDo

前評判通りの明るさ!

構えたときにやや濃い影がかかる。でも慣れれば問題なし 【スポーツナビDo】

 ティーオフ時間は17時。ちょうど西日となる頃で、うだるような暑さは残っている時間帯。それでも丘陵・林間コースのため、日かげでは涼しさを感じ、昼間よりは暑さをしのげます。ちなみに夏のゴルフの“天敵”である虫対策として、虫よけスプレーがカートに常備されていて、ちょっとした心づかいが嬉しいところです。

 徐々に日が暮れ始めた18時頃、LED照明が点灯しました。まだ日が残っていたので、少し眩しく感じましたが、日が落ちた19時頃にはその効果を発揮。普段、夕暮れの時間帯にプレーしていると、ティーショットの打球を見失ってしまうことも多々ありますが、照明に照らされたボールは、はっきりと打球の方向が見えました(もちろん、林の方向へ真っすぐ飛んでしまったら見えなくなりますが……)。



 またフェアウェー上もしっかり照明が当たり、2打目、3打目を打つのも安心。ただ明るさのせいか、ボールにやや濃い影がかかるところは気になるところ。これは慣れれば気にならなくなる程度です。

 そしてグリーン上。前評判の通り、グリーン全面が明るく照らされているため、芝目やラインもはっきりと読むことができました。ただ唯一、欠点があるとすれば、昼間にラウンドした人たちのボール跡が多数あり、修復していないところもチラホラある点。これはマナーとして、ゴルフ愛好家の皆さんにはしっかりと徹底してほしいところですね。

普段通りのスコアで終了

パーを奪って思わずガッツポーズ! 【スポーツナビDo】

 さて、ここで少しスポーツナビDoメンバーの成績振り返りを。

 キャリアが一番長いNシダ氏は、照明点灯直後は若干光の加減に戸惑いを見せたものの、徐々に明るさと暗さに慣れ、後半9ホールはいつも通りのプレー。バーディこそなかったものの、ハーフ40台前半でまとめました。

 ゴルフ歴2年のMリ氏。この日は……、ツイてない。「このあたりにあるはずなのに」というボールがことごとく紛失。ナイスショットは出るものの、次が続かないという展開で、最後は精神的にも、体力的にも落ち込んでしまいました。

誰でも楽しめるナイターゴルフ。この夏、試してみては? 【スポーツナビDo】

 最後に私、Oシバ。前半はショートホールこそパー、ボギーと抑えたものの、ティーショットが“ブーメラン”のように曲がってしまうドライバーが仇となり、ボギーさえ拾えない状態(「夏になると体が動きすぎて、いつも以上に曲がっちゃうんです!」、という言い訳……)。
 それでも後半は、涼しくなってリラックスしたのか、なんとかフェアウェーキープできるホールも増え、前半より少しスコアを伸ばし、トータル106、普段通りのラウンドとなりました。

 体験した3人は、ナイター照明のおかげで、暗さを気にすることなく普段通りのプレーができたと納得。特に後半暗くなってからスコアを伸ばした2人の感想としては、「暗いことで視界から余計なものが遮断され、逆に集中力が増してスコアアップにつながったのかも」と好印象を持ちました。日が暮れてからは暑さが気になることもないので、これなら真夏でも問題なくゴルフを楽しめます。

初心者から意欲的な人までみんなにおススメ

 今回は17時スタートとまだ西日が残る時間帯でしたが、ナイターの最終スタートは20時までOK。特に制限時間がないため、初心者でも自分のペースでプレーできるようです。また帰りの時間が心配な人には、宿泊施設も併設されています。クラブハウスからホテルまで渡り廊下でつながっているので、特に車で移動する必要もなく、シャワーを浴びたらそのまま部屋へと直行できますよ。

 真夏の暑さを避けるのに最適なナイターゴルフですが、成田の森では大みそか、元日以外は年中無休で営業。お仕事終わりに練習をしたい人、初心者だから少し余裕を持ってプレーしたい人、朝から晩までゴルフをしたい意欲的な人と、いろいろな方が楽しめるナイターゴルフ。この夏、一度試してみてはいかがでしょうか?

(取材・文:尾柴広紀/スポーツナビ)

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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