デスクワークの合間に即効リフレッシュ 簡単ヨガ「オフィスでプチ改善」

村上華子

【スポーツナビDo】

 長時間のパソコン作業で、目はしょぼしょぼ、首肩はゴリゴリ。さらには、作業に集中すればするほど、無意識にモニターに顔を近づけ、首を前にせり出す無理な姿勢に。その結果、呼吸が浅くなり、思考の回転は低下して、ミスを連発……。こんな悪循環に陥った時は、一度作業の手を止めて、心身のリフレッシュを行いましょう。

 首のストレッチは首周りのコリをほぐすほか、ざわめく思考を鎮める助けにもなります。イスを使った「三角のポーズ」では、体側を伸ばすことで、全身のリフレッシュ感を促します。

 また、ヨガの考えでは、体側をストレッチすることで“新たな側面から物を見る”という感性も刺激すると言われています。さあ、作業が煮詰まった時こそ、ヨガの出番です。心身を快適に整えれば、作業の進みも倍増。残業時間の短縮に、ぜひお役立てください!

Let’s TRY「オフィスでプチヨガ」

【スポーツナビDo】

【実践ポーズ(1)】
首のストレッチ

【手順】
(1)楽な姿勢で座ります。両手は肩が緊張しない場所に。目を閉じたら、吐く息で頭を下に倒します。うなじを伸ばすように(3呼吸キープ)。吸う息で顔を中央に戻す
(2)次の吐く息で、顔を上に。喉を解放するように。顔の中心がぽか〜んとするように、奥歯のかみ合わせをゆるめる(3呼吸キープ)。吸いながら、顔を中央に戻す

【スポーツナビDo】

(3)吐く息で、頭を右側に倒す。負荷を加えたい場合は下記の写真のように、右手を頭に軽く乗せ、左手を体側に垂らす。ただし、力は一切加えず、腕の重さを使うイメージで(3呼吸キープ)。吸いながら顔を中央に戻し、反対側も同様に行う
(4)仕上げに、頭を転がすように大きく回転させる。左右3回ずつ
(5)すべての動きを終えたら、顔を正面に戻す。目を閉じたまま、5呼吸ほど余韻を味わう

【POINT】
どの工程も力を加えず、頭の重さを利用してストレッチを深めます。また、目を閉じることで、体の動きと響き、呼吸に意識が向き、波立つ思考を鎮める効果にも。ひとつひとつの行為に意識をフォーカスしましょう。

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著者プロフィール

ヨガインストラクター、ライター。2004年にヨガを始め、綿本彰氏のスクールで指導者としてのトレーニングを積む。仲間とともに設立したヨガスタジオ「HAS YOGA(ハスヨガ)」などで指導を行うほか、ヨガコラムの執筆など多方面で活躍。ヨガを通じ、人々の幸せの輪が広がることを願っている。2012年12月に第一子を出産後は、自身の経験を踏まえながらマタニティヨガの普及にも情熱を注ぐ

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