善波監督「投手のキーマンは田中正義」 ユニバ金を目指す侍J大学代表が会見
田中「浮かれずに自分を律する」
29日のNPB選抜との壮行試合で、プロ相手に7連続を含む8奪三振と好投した創価大・田中。ユニバーシアードでもエースとしての活躍が期待される 【スポーツナビ】
――29日の壮行試合では、4回パーフェクト、7連続を含む8奪三振の活躍。祝福のメールなどはたくさん届きましたか?
メール、電話もたくさんいただきました。大学、高校のチームメートからの祝福の言葉は特にうれしかったです。試合中は必死で、あっという間に終わった感じでした。(翌日の)新聞の1面に自分が載っているのを見てびっくりしました。浮かれずに自分を律して頑張っていきたいと思います。
――壮行試合で得られたものは?
あのような緊迫した場面でしか得られない感覚があります。しばらく実戦から離れていたので、日本にいる間に1回、あのようなところで投げられたので、韓国でも平常心で投げられると思います。
――ユニバーシアードでの具体的な目標と意気込みを。
走者をホームにかえさないという強い気持ちで、先発でも抑えでもマウンドに上がります。先発を任されたら、しっかりとゲームを作りたい。連投もあると思いますが、自分のできる準備をして、チームの力になって金メダルを取りたい。
――初戦が重要な試合になると思うが、どのような投球をする?
初戦で投げるか分からないですが、6日のプレーボールに100パーセントの状態に合わせる気持ちでいます。リードは(坂本)誠志郎さんに任せているので、ミットに向かって投げるだけかと思います。
谷田「飛距離は負けない」
打者のキーマンに指名された慶應義塾大・谷田 【スポーツナビ】
――監督からは野手のキーマンに指名されて、長打力を期待されています。
うれしい気持ちです。春季リーグではあまり結果が出ず、善波監督に時間を割いて指導してもらい、徐々に感覚が良くなりつつあります。大会では結果を出して感謝の気持ちを表したいです。代表の選手は自分よりも良いところがたくさんあるので、各チームの主力選手と会話をする中で、1つ1つを見て学びたいと思っています。飛距離は負けないと思いますが、まずは芯に当てないと飛ばないので、その技術を盗んでいきたい。
――壮行試合で得たものは?
調子は上がっていますが、高いレベルで打席に立ったことで、実戦で変えるべき部分、通用する部分が分かって良かったです。
――高校時代から代表経験は豊富ですが、国際大会で大事にしていることは?
いつもと違う審判、国籍が違うチームと戦うので、何が起きても平常心で自分たちの野球を貫くことを意識しています。
――最後に目標を。
目標は金メダル。それに結びつく一打を打ちたいと思います。