“バレットプルーフ・コーヒー”とは? ハリウッドスターもはまるダイエット

猿渡由紀

【Getty Images】

 クッキーからパスタまで、米国のダイエット史には奇抜なアイデアによるものがいくつも誕生してきた。最新の話題は、なんとバター入りコーヒー。生みの親は、『The Bulletproof Diet』の著書を持つデイブ・アスプレー氏だ。42歳のアスプレー氏は、これで60パウンド(約27キロ)痩せたと宣言。人気は、スポーツ選手やハリウッドスターの間にも広まってきている。

コーヒーにバターを入れる、その理由

 アイデアの元は、アスプレー氏がチベットの山を旅した時の体験。厳寒の中、すっかり体力をなくしていた彼を救ったのは、地元の人が出してくれた、バター入りのお茶だった。その後、アスプレー氏は、なぜあのお茶が自分にそこまでの元気を与えてくれたのかを探り続け、バレットプルーフ・コーヒーのレシピを開発したのだという。

 アスプレー氏いわく、脂肪はむしろ“われわれの味方”。バレットプルーフ・コーヒーを朝食にすることで満腹感が得られ、1日中、体の中で脂肪が燃え続けると主張する。

『スーパーマン・リターンズ』(2006)の主役ブランドン・ラウスは、信奉者のひとり。「このコーヒーのおかげで体力と集中力が増し、フィットネスの効果をより高めることができた」と、現在撮影中の映画の現場で、このコーヒーを共演者やクルーにも勧めているらしい。

 クロスフィットのチャンピオンであるアマンダ・アレンも、成功の理由にこのコーヒーを挙げ、フードライターで人気ブロガーのリー・ドラモンドも、ネットで大絶賛している。

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著者プロフィール

月刊女性誌編集者を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビューや映画の撮影現場レポートなどを、日本の雑誌、新聞、オンライン媒体に寄稿する。フィットネスへの関心も高く、渡米直後から毎日ジム通いを開始。ここ10年ほどはアシュタンガヨガに専念しているが、ワークアウトのトレンドはもとより、健康、運動一般に関する新しい情報には、常にアンテナを張っている

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