テラスハウス大樹の“第2の家” 綺麗で楽しいキックボクシング

長谷川亮

綺麗でおしゃれ、指導はセミ・パーソナル

【スポーツナビDo】

 TARGET SHIBUYAは渋谷・東急本店の正面という抜群のロケーションに4月20日グランドオープン。エレベーターに乗り、ビル6階でその扉が開くと、ホテルと言ってもよさそうなエントランスが迎えてくれる。

「臭い・怖いっていうのが格闘技が敬遠される2大巨頭だと思うので(笑)、更衣室とジムの綺麗さはすごく重視して、暇があれば従業員みんなで掃除をするようにしています。空気清浄機も8台あるんです(笑)」

 ジム内は現役時代のキックパンツの色に合わせた赤を基調とした作りで、シャドーなど自由にトレーニングのできるフリースペースが広がり、ウェイトマシンにエアロバイク、そしてサンドバッグにリングも備えられている。

ジムの中は赤のマットを基調に清潔感があふれている 【スポーツナビDo】

【スポーツナビDo】

「格闘技ジムって最初はじっくり教えて、でもできるようになったら言い方は悪いんですけど投げっぱなしというか、そういう感じになってしまって会員さんは何をやっていいか分からなくなってしまうと思うんです。なのでうちはインストラクターを増やして、その時間帯に来た1組に対してインストラクターが1人つく、そういう言葉はないんでしょうけど僕らは“セミ・パーソナル”って呼んでます(笑)」

 ちょうどインタビューの最中も、ジムではそんなセミ・パーソナル・トレーニングを実施中。ミット打ちの相手を贅沢にタイ人トレーナーが務め、初心者だと戸惑ってしまいがちなシャドーやサンドバッグ打ちもインストラクターがそれぞれ傍につき、手順やポイントを分かりやすく解説していた。

トレーナーが付きっ切りで指導してくれるため初心者でも安心だ 【スポーツナビDo】

「インストラクターは今8人いて、一般的なキックボクシングの練習だけでなくラダートレーニングをやったり、中にはボクササイズを指導できるトレーナーがいるので女性には一番人気です。
 練習の流れとしてはまずみんなでストレッチをして、話しながら自転車をこいで体を温めて、その後でこれもみんなでシャドーをして、ミット打ちやサンドバッグ、そこからサーキットトレーニングをやったり、あとは筋トレっていうのが多いかと思います。結構みっちりやりますよ。女性で3時間ぐらいジムにいる方もいます(笑)」

未経験がほとんど、体験からの入会率90%!

「キックの楽しさを広く知ってもらいたい」と大樹代表 【スポーツナビDo】

 オープンから1カ月ほどにも関わらずすでに100人ほどの会員を集め好調のTARGET SHIBUYAだが、「僕が知っている中で経験者は3、4人しかいなくて、あとは本当に全く初めての人ばかりです。でも、3回も来て頂いたら結構みなさん綺麗にできていますし、全然大丈夫です」と、ゼロからのスタートでも心配ないと大樹代表は太鼓判。“怖い”あるいは“痛い”というイメージで親しまれることのなかったキックの楽しさを、常々より広く知ってもらいたいと思っていたのがジムを出した理由だと言う。そしてその思いに対し、さっそく手応えを感じている。

「体験料は頂いているんですけど、もし入って頂けたらその体験料もいらないですし、みなさん一度体験して『面白い』って言って入会してくれる方が多いです。体験からの入会が90%以上になっていて、僕らもビックリしています」

もちろん大樹代表自らが指導に当たってくれる 【スポーツナビDo】

 中にはグランドオープンから1カ月と経ってないにも関わらず、すでに「今日が20回目です」という強者の女性会員さんも。あまり楽しくて週5回のペースで通い、2kgの減量にも成功したと話してくれた。

「強くなりたいっていう目的だけじゃなく、運動不足やストレスの解消、健康・ダイエットのために代謝をよくしたり、ガチなキックボクシングっていうよりフィットネスに近い感じでやらせて頂いてます。
 あと1人で来てる方が多いんですけど、嬉しいのがこの中で友だちを作ってくれるんです。それでここで出会った友だち同士で今度は一緒に来てくれたり。他にも会員さんが満足して、友だちを連れて来てくれたりもあります。そうやってキックボクシングで友だちを作ってくれたらすごく嬉しいです」

今井華らテラハメンバーも

【スポーツナビDo】

 大樹代表自らが指導に当たってくれることはもちろん、今も親交ある「テラスハウス」のメンバーがトレーニングに訪れることもあるのだという。

「一番のヘビーユーザーは元カノの今井華か、姉貴の宮城舞です(笑)。こないだ偶然2人がここで会って、2人で女子会してましたよ(笑)」

 すでに20回通ったという先ほどの女性も、ジムは「生きがいです」と声を弾ませた。「ジムは自分の“ホーム”にした人勝ちです」と大樹代表は言うが、いつでも指導力とフレンドリーさを兼ね備えたインストラクターが待ってくれているジムを、第2の家のように思う会員が続々増えているようだった。

TARGET SHIBUYA

〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町33-8 塚田ビル6F
tel: 03-6455-1988/fax: 03-6455-1988

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著者プロフィール

病弱だった幼少期にプロレスファンとなり、格闘技ファンを経て2002年に格闘技雑誌編集部入りし、05年からフリーライターに。『スポーツナビ』にはそのころから執筆。病床で何度も読み返したため、『プロレススーパースター列伝』は大体暗記。趣味は下手の横好きでキックボクシングとブラジリアン柔術

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