女優からランジェリーデザイナーへ 美しい下着ブランドがデビュー
一流の生地を使った美しいデザイン
「こんな気分から抜け出すには、恋をするのが一番」と思い、「その準備はまず下着から」と思ったが、大量に所有するどのランジェリーも、その時の彼女の心を盛り上げてはくれなかった。そこへ、ふと、部屋にあった美しいレースが目に入り、「あれを下着にしたらどうだろう」と思いついたのだという。
翌日、ウィルソンは生地専門ショップで、イタリア製やフランス製の最高に美しい生地を買い付けた。自分が作る下着に、彼女は「キューブリック」「ローレン」「フェデリコ」など、自分が尊敬する人たちの名前をつけている。
「言ってみれば、下着をキャラクターにしたのよ。女性はみんな、いろいろな側面を持っている。『今日の私はソフィア・ローレン、明日はシェール』みたいに、気分によって選んでもらえれば」
実際、彼女は、とても落ち込んでいる友人に、7つのパンティをプレゼントしたことがある。「1週間、毎日、まったく違う気分になれるようにね」。それが大成功だったことは、言うまでもない。
最大の目的は、女性に自信をもってもらうこと
「『Aカップだから絶対にワイヤーとパッドがなきゃだめ』と言い張っていた女性も、ワイリーのブラをつけてみると、びっくりするのよ。そのリアクションを見るのが楽しい。そして、彼女たちが自分に自信をもってくれる姿を見るのも。いい男は、本当は胸の大きさなんて気にしないの。大事なのは、あなたが自分の胸をどう思うか。あなたに自信があれば、それはあなたをより美しくする。あなたがつけている下着の生地が美しければ、さらにプラスよ」
ワイリー・ウィルソン(Wylie Wilson)
※ウェブサイト上での購入も可能。日本にも送ってもらえる。
ペータ・ウィルソン(Peta Wilson)