腰痛予防に簡単ストレッチ 股関節と腹筋を伸ばそう!

スポーツナビDo

お腹の筋肉の緊張を緩めよう

【写真4】 【スポーツナビDo】

 続いては、股関節を伸ばす腰痛予防ストレッチの発展編として、以下のストレッチも行ってみましょう!

 先ほどは両足の股関節をまとめて伸ばしていきましたが、次で紹介するのは片方ずつ伸ばしていくストレッチです。

 写真4のように、片方の足を前方に出し、もう片方の足のヒザから下を床につけます(ここでは右足を前に、左足は後ろ)。

【写真5】 【スポーツナビDo】

 ポイントは上体を前に倒しすぎないこと。前足に体重がかかりすぎると、かえって股関節の伸びが甘くなってしまうのです。そして、頭、お腹、お尻がまっすぐ一直線上になるように。

 さらにここから、写真5のように、床につけている足と同じ方の腕を真上に上げます(ここでは、上げる腕は左腕)。

【写真6】 【スポーツナビDo】

 そして、写真6のように、上げた腕をそのままもう片方の足の方へとゆっくり倒します(ここでは、左腕を右へと倒す)。こうすることで、股関節といっしょにお腹から脇腹にかけた部分も伸びていきます。
「お腹周りの筋肉が、ずっと緊張状態のままでいると腰痛の原因になりますので、指先を真っすぐに斜め上に伸ばして、お腹周りの筋肉を開いてあげると、いい腰痛予防になるんです」と内田先生。

 このストレッチを左右両方で行いましょう!

 いかがでしたか? 股関節をしっかり動かし、同時にお腹周りの筋肉の緊張を緩めてあげることが、腰痛予防に大きく役立つというわけです。腰痛にお悩みのみなさん、ぜひ試してみてください。

(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

内田英利(うちだ・ひでとし)

1971年生まれ。茨城県出身。日本大学卒。在学中に運動生理学などを学び、その後、米国の栄養修士課程を経る。日本成人病予防協会認定講師。全米エクササイズ&スポーツトレーナーズ協会(NESTA)認定講師。現在は女性や高齢者向けの生活習慣病予防プログラムの開発、企業での講演活動・運動指導、トレーナー育成などを行う。フィットネス施設の運営などを行う「フィットネス・ゼロ」代表取締役。パーソナル・フィットネススタジオ「コア・フォレスト」運営責任者。貴乃花親方が考案・監修した貴流運動法を「シコアサイズ」として共同開発。
フルマラソン歴13年、マラソン指導歴7年。ベストタイムは2時間45分01秒。

取材協力 コアフォレスト

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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