皇居ラン後は優雅な朝食を トミーバハマのランイベントに参加してみた

池田園子

【池田園子】

 3チームに分かれて走りますが、私は真鍋さん率いるAチームに。Bチーム、Cチームは男性ランナーが引率します。

【池田園子】

 7時すぎの銀座にはびっくりするくらい人通りがありません。歩道を2列に並んで歩きながら、出発地点となる桜田門前に向かいます。

【池田園子】

 歩きながら上半身の準備体操も行います。「上半身をしっかりほぐしておくと、腕振りもしやすくなります。肩に手を置いて回す動きもやってみてください」と真鍋さん。

【池田園子】

 肩や腕とつながっている首周りもしっかりほぐします。下半身の体操を重視しがちですが、上半身を丁寧にほぐすことも大事なんですね。

【池田園子】

 3チームが桜田門前に揃った後は、全員で準備体操を行います。早朝7時台ということもあって、空気がかなりひんやりしています。動ける体にして早く全身を温められるよう、体をやわらかくしておきたいところ。
 筆者はこの日に備えて、2週間前からジムのランニングマシーンで、週3回・3キロずつ地味に走っていました。「途中でリタイアしたくない」「初めての皇居ランで走り切りたい」といった思いがあったのです。

 この日決められていたペース「9分/キロ」は、走り慣れていない筆者にとって、ベストなスピードでした。ほかの参加メンバーと会話を楽しみながら走れるくらい、ゆっくり・まったりとした速さ! 途中で止まらず走り続けられそうだな、と安心しました。

 そんななか、同じチームにいる5〜6人の女性と走りながらお話をしたところ、昔ランニングをしていた方、ときどきマラソンに出ている方、最近ランニングを再開した方など、何らかの形でランに関わっている方が多めでした。

「お腹の前にある小太鼓をたたくイメージ」で腕を振ろう

【池田園子】

 3キロを越えても意外と体は疲れてきません。真鍋さんが皆に教えてくれた「腕の振り方」を実行していたためでしょうか。

「とくにフルマラソンを走る方は、肩が上がりやすくなります。肩が上がらないよう意識して、下のほうで腕を振ることが大事です。“お腹の前にある小太鼓をたたくイメージ”で腕を振ってみてください」と真鍋さん。

 筆者はランビギナーなので「腕は大きく振ったほうがいい」と思い込んでいましたが、そうではないようです。ちなみに腕を振るとき、ひじは腰骨の位置まで引くのがよいのだとか。

【池田園子】

 さて、下りのコースに入ります。お堀や皇居の緑を眺めながら走っていると、早朝という時間帯も相まってすがすがしい気持ちになります。「皇居ランにハマる人の気持ちがわかる!」と強く感じたのは、このあたりを通過したときでした。

【池田園子】

 ゴール地点の桜田門時計台前広場。ランナーたちがたくさん集まっています。5キロを走り切りました!

【池田園子】

 完走後、おしゃれなミネラルウォーターとトミーバハマオリジナルのウエットティッシュをもらいました。女性にとってこういった粋なはからいはうれしいもの。
 最後は参加者全員で記念撮影。各チーム約10人が参加していました。ラン後は体が冷えやすくなるので、ゆっくりとしたペースで走りながらお店に戻ります。

〆はおいしい朝食で

【池田園子】

 お店ではおいしい朝食が待っていました。フレンチトーストにベーコン、サラダ、フルーツボール、ヨーグルトなど、バランスも彩りもよいメニューです。

 欧米ではスーパーフードのひとつとして知られる、生のカカオ豆を砕いたカカオニブ。こちらはフルーツをたっぷり入れたヨーグルトにかけていただきます。つぶつぶ食感がたまりません。

【池田園子】

 食事中、真鍋さんがランに関するレクチャーをしてくれるシーンも。寒い時期に走る前の準備として「足首や手首、首元など“首”がつくパーツは、隠しておくと全然違います。レッグウォーマーや手袋を活用するといいでしょう」と教えてくれました。頭や耳を冷えから守るニット帽もおすすめなのだとか。真鍋さんもラン中にかぶっていました。
 シューズについては「通販で買うのではなく、必ず試着して選んでください。2足を交互に履くことをおすすめします」と話します。このほかにも、GPSウォッチの必要性についても話してくれた真鍋さん。

「コースの距離がわからない旅先でのランでも役立ちますし、ペースを音声で伝えてくれるものもあります。とくに大会に出ると、気づかない間にペースが早くなりがちです。前半を飛ばすと30キロ付近で限界がきてしまうことも……。常にペースが確認できると安心感もあるはずですよ」

 最後に「『毎日走らないとダメ!』と決めるのではなく、適宜お休みする日を作ることも大事です。また、ラン後の食事でおいしいものをいただくなど、楽しみを取り入れつつ、週1回の頻度でいいので走ってみてください」と、ビギナーの背中を押してくれました。

 ゆっくりペースかつ週1でOK――そう思えば気負わずに走れそうです。「なかなかランニングが続かない」「途中で疲れて立ち止まってしまう」とお悩みの方は、意識を変えてみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール

ライター/編集者。1986年生まれ。R25、ITmedia、マイナビなどのWebメディア、企業のオウンドメディアを中心に執筆。得意ジャンルはIT、アプリ、恋愛、人物取材など。妊婦向け雑誌『妊すぐ』ではタレントインタビューを担当。著書に『フリーランスで食っていきたい!』がある。2013年11月から週3で通うヨガレッスンが至福の時間

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