ローションでぬるぬる? 新感覚ハンドボールに挑戦!

Sportie/スポーティ

ボールがぬるぬる!?

『ハンドソープボール』公式ハンドソープ。ロゴ入りです 【Sportie/スポーティ】

 次に澤田さんが取り出してきたのは…謎の液体。

慣れないボールの感触に戸惑い気味の東さん 【Sportie/スポーティ】

 実はこれ、市販のハンドソープにローションを足したもの。「車椅子のハンドボールプレーヤーでも、東さんと対等に戦えるルールを」ということから考え出された『ハンドソープボール』におそるおそるチャレンジです。

<ルール>
・プレーヤーは手にハンドソープを付けてハンドボールをプレーする
・ドリブル禁止。またボールを地面に落としてはいけない
・ボールを落とした場合、ペナルティとして「ソーパー」から追加ソープを貰わなければならない


これまた世界初! 『ハンドソープボール』の様子



【Sportie】ぬるぬるハンドボール『ハンドソープボール』 - YouTube

プレー後はみんないいにおい。「水を足すとよりスベる」という謎の発見も 【Sportie/スポーティ】

 ハンドソープの効果は絶大のようで、どの参加者もツルツル滑るボールに振り回されながらプレーしていました。特徴的だったのは通常のハンドボールよりも、ボールをていねいに、そして相手が取れるように正確にパスをする姿。「全員同じように苦しむ条件があると、チームメイトを思いやって優しくプレーができる」、という発見がありました。

見た目よりも超真剣『スーパースローハンドボール』

【Sportie/スポーティ】

 最後は誰でも簡単にマネできるこちらに挑戦。

「極めると菩薩のような顔になる」とのこと 【Sportie/スポーティ】

<ルール>
・プレーヤーは頭の上にペットボトルを乗せ、それが落ちないようにプレーする
・ペットボトルが落ちた場合、その場で10秒座っていなければならない


 プレーのスピードが格段に下がるこの種目。プレーヤーはペットボトルを落とすまいと、すり足で動いたり重心を極限まで下げたりと、なんとか工夫を凝らしてプレーしていました。

もちろん取る瞬間が一番むずかしい 【Sportie/スポーティ】

「どんな競技でも応用出来るし、世界中にあるから用具の準備もいらない」「孫とおばあちゃんが一緒にできそう」「疲れたら飲める」と、この日いちばんのボーダレス感。

主催者の澤田智洋さん。バブルサッカー協会の会長を勤めるなど、ユニークなスポーツが楽しめる企画を数多く手がけています 【Sportie/スポーティ】

 コツをつかんでボトルをビクともさせないプレイヤーや、「アクエリアスが向いている」という攻略法も見つかるなど、今後も工夫次第で様々な展開ができそうでした。
 笑顔が絶えなかった今回のハンドボール体験会。体力や技術の差が出にくい「ゆるスポーツ」は、そのスポーツの楽しさや本質を浮かび上がらせてくれるのかもしれません。誰もが楽しめるハンドボールの魅力を感じられた時間でした。

 東さんはこの他にも、全国各地でハンドボール体験会を開催しています。興味のある人はぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

東俊介(あずま・しゅんすけ)プロフィール

1975年9月16日生まれ、石川県金沢市出身。ハンドボール日本代表主将として03年アテネ五輪アジア予選、04年・06年アジア選手権など数々の国際試合に出場し、09年に現役引退。引退後は早稲田大学大学院にてスポーツマネジメントを学ぶ。現在は大崎電気に勤務しながら日本ハンドボールリーグ機構マーケティング部長等を務め、全国各地にてハンドボールを通じてスポーツの素晴らしさを伝える活動をしている。

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著者プロフィール

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