最新科学で細マッチョに<後編> 上達のコツ直伝!シリーズ 第13回
前編では最新科学を使って効率的に細マッチョになるために、「有酸素運動をやりすぎない」「しっかりと食べる」「筋力向上と筋サイズ、基礎代謝は必ずしも比例関係ではない」ということをお伝えしました。
それぞれ“有酸素運動+筋力トレーニング”“食事誘導性体熱産生”“活動筋線維”が科学的なキーワードとなり、「なるほど」「へぇ〜」と思うことばかりでした。すぐに日常生活に取り入れられますので、ぜひ実践してみてください。
後編の今回は、痩せながらほどよい筋肉をつけるために欠かすことのできない「筋力トレーニング」に焦点をあて、最新科学で効率的に細マッチョになるためのポイントを教えていただきました。
POINT(1)筋力トレーニングは限界まで行わない
例えば、腕立て伏せをやる場合、初めは勢いよくスピーディーにできていても、限界が近づくと勢いがなくなり、スローペースになりますね。余裕を持ってスピーディーに行っている時は速筋という瞬発系筋肉を主に使っているのですが、スローペースで頑張っている時は遅筋という持久系筋肉も使って運動していることになります。
そのため、限界までトレーニングすることによって、より多くの筋肉(速筋+遅筋)を鍛えていることになり、結果、より多くの筋線維が太くなり、細マッチョではなく筋肉隆々に近づくのです。筋力トレーニングの際には限界まで行うのではなく、少し余裕をもったところで止めるようにするのがポイントです。