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「出世の石段」登頂チャレンジ！ 23区一高い山へ初詣＆エビ中詣

スポーツナビDo 2015年1月11日 8:40

息も絶え絶え、出世の道はかくも厳しく

真下から見上げるとこう見える、それくらい急勾配【スポーツナビDo】

　で、いざ階段を１段、１段と上がってみると、やっぱりこれがすごくシンドイ。半分くらいまではひょーいと、ひょーいと、ひょひょいと、ニッポン！てな感じで上れるんですが、そこから急激に足が重たくなる。乳酸がたまって太ももがプルプルし始めるのだ。でも、足をしっかり上げないと、１段、１段が普通の階段よりも高いので、足が階段に突っかかって転びそうになってしまう。もし、こんな急階段で転んだ日には……と縁起でもないことを想像すると、高所恐怖症でもある僕はとたんに背中が寒くなった。

ようやく頂上についた……息も絶え絶え、太ももはプルプル【スポーツナビDo】

　気合いを入れなおし、息も絶え絶えになりながらも１段、１段と出世の願いを込めて無事に登頂。冗談抜きで疲れましたが、だからこそこの石段が教えてくれるんです。出世の道はかくも厳しいものなのである、と。でも、出迎えてくれた一の鳥居を前に、フーッと大きく深呼吸すると、何か１つのことをやり遂げた感がこみ上げ、これだけで健やかな気持ちになるから不思議だ。

頂上から見下ろすとこんな感じ、高所恐怖症の僕はこれだけでブルってしまう【スポーツナビDo】

丹塗りの門、これをくぐると災いを避けられるという【スポーツナビDo】

　一礼をして鳥居をくぐり、手水舎で身を清め、いざ参拝。災いを避けられると言われている丹塗りの門を通り、社殿へ行く前に、福が身につくと言われている招き石をナデナデ。そして、社殿の前で二礼二拍手一礼。

　愛宕神社は、１６０３年に徳川家康の命で防火の神様として祀られ、火に関するもの、防火、防災、印刷・コンピュータ関係、商売繁盛、恋愛、結婚、縁結びのほか、武士の信仰が篤かったことから勝負運のご利益もあるそうだ。

福が身につくと言われている招き石【スポーツナビDo】

ついに社殿に到達、何をお願いしたかは秘密です【スポーツナビDo】

恋愛「一線を越えるな」

大吉！　でも恋愛の箇所には謎の一文が・・・・・・【スポーツナビDo】

　で、参拝の後はやっぱりコレ！　というわけでおみくじを引いてみる。

『大吉』！　

　えー、なになに、「意思強く驕り高ぶる事なく信神すれば、龍が風や雲を得て天に昇るように出世する」んだそうだ。さらに、待人「来る」。失物「出る」。争事「思いのままに勝つ」。病気「なおる」――こいつぁ正月から縁起がいいや！

　なんて喜んでいたら、３０代後半独身男にとって切実な恋愛は「一線を越えるな」……なんだ、コレ？

エビ中詣もご利益ありそう

もう１つの目的、いざエビ中詣！【スポーツナビDo】

　なんだか釈然としないまま、愛宕神社参拝の最終目的である私立恵比寿中学とスクウェア・エニックスのブラウザゲーム「戦国ＩＸＡ」のコラボ、「必勝祈願ブース」へとＧＯ。エビ中メンバー８人がサインと意気込みを書いて奉納した巨大必勝絵馬と、“３６０度どこから見てもアイドル！出席番号ラッキーセブン”星名美怜ちゃんが１月１日にプライベートで奉納した絵馬をしっかりお参りしてきました。

エビ中メンバーの直筆サインとメッセージ入り！　ご利益がたんまりありそうな巨大必勝絵馬である【スポーツナビDo】

帰りは女坂から【スポーツナビDo】

　帰りは、出世の石段を下ってしまうとご利益が失われてしまうそうなので、その横にある通称「女坂」から下山し、愛宕神社での初詣＆エビ中詣は終了。願いを込めて一歩、一歩と出世の石段を上がったし、おみくじは大吉だったし、エビ中ちゃんの絵馬もご利益ありそうだったし、何だか今年は本当にいい１年になりそうだ。

　最初の方にも書きましたが、愛宕山は自然が多く残されており、都会のど真ん中にいるのを忘れてしまいそうなほど。そこにいるだけで身が清められ、力が溢れてくるような、そんなパワースポットでした。都内近郊にお住まいの方はもちろん、地方在住の方も東京に来る機会がありましたら、ぜひ一汗かきつつ出世の願いも込めて、愛宕神社にお参りされてはいかがでしょうか？

（取材・文：森永淳洋／スポーツナビ）