第６試合は、拳王＆大原はじめの王者組が獣神サンダーライガー＆タイガーマスクという新日本プロレスからの挑戦者組を迎え撃つＧＨＣジュニアヘビー級タッグ選手権試合。１１月２４日の後楽園大会では前哨戦として拳王とライガー、大原とタイガーのシングル２番勝負が行われたが、ともに連敗（大原vsタイガーはノーコンテンストでタッグマッチでの再試合）を喫した。おかげでファンからベルト流出を不安視する声もあるが、拳王は「新日本にベルトは獲らせない」と語れば、大原も「超危暴のスタイルを貫いて必ずこのベルト守る」と気合十分。ベルト死守を誓った。

――２日後に迫りました、タイトルマッチへの心境をお願いします。

拳王　先日の後楽園で２敗して、あいつらは鼻が伸びきった状態でいると思うんで、ポキッて折ることを毎晩毎晩考えて生活してるよ。

大原　前回の後楽園でやってみて俺からしたら、あれは前哨戦なんでどうでもいいけど、その中でも感じることがあって、それを生かして本番ではどんな手を使ってでも必ず勝って、このノアのベルトを俺たちが守ります。

――ノアのファンは２連敗でかなり厳しいのかと思っていると思いるが？

拳王　本番はよ、有明コロシアムなんだよ。他のタイトルマッチはいい試合して有明コロシアムを盛り上げたい気持ちがあると思うけど、俺たちは対新日本ということでベルトを守るという気持ちのある試合をしたいなと思ってるな。そして俺たちがこのベルトを守るよ。

大原　確かにライガー、タイガー強いよね、分かる。こないだやってみて十分強いのはわかった。ノアのファンたちがね、ベルトを獲られるかもと心配する気持ちはわかるけど、この壁を越えて行かなかったらこのベルトは輝かない。ベルト獲った時にノアをムイビエンにすると言ったので、口だけで終わるのは納得いかないし、有言実行していきたい。そのためにはあいつらに勝って、しっかり防衛してこのベルトをさらに輝かせたいし、超危暴のスタイルを貫いて必ずこのベルト守るから。

――いい試合というよりは何としても勝つ試合をする？

拳王　いい試合は、他のタイトルマッチにしておいて、あいつら偉そうに新日本プロレスだからってなんだよ。俺たちはこのベルトを輝かせるために持ってるし、このベルトが輝くのは俺たちが持ってる時だと思ってるから。このベルトをあいつらに絶対持っていかせない、熱い気持ちで有明コロシアムに臨むよ。

――この１年の総決算になるが？

大原　１月からこの４人で始めて、最初はタッグベルトを獲れなかったりとか、半年間くらいは口だけになってたことがあって結果が出なかったけど、夏のタッグリーグ獲って優勝してベルト獲って結果出してきたんで、最後の最後。大きな課題だと思うんで、それを乗り越えてこそ、俺たちがノアのチャンピオンだと認めてもらえると思います。フリーの俺とみちのくの拳王２人がノアのチャンピオンだと認めさせるためにどんな手使ってでも必ず勝ってこのベルトとノアを俺たちがムイビエンにします。

以下は拳王＆大原のコメント。

――拳王選手は締めくくるという意味でいかがですか？

拳王　集大成の試合がこの有明コロシアムの試合だと思っているし、相手にとって不足はないし相手の首を刈った時点でノアにいる存在意義も、ＧＨＣのベルトも輝くと思うので、来年に繋ぐためにも結果を残したいと思います。

　第２試合にはＷＷＥでも活躍していたＦＵＮＡＫＩがノア初参戦。スペル・クレイジー、スコッティ・２・ホッティと組んで、小川良成、ザック・セイバーＪｒ.、ペサディーヤとの６人タッグで戦う。ＫＥＮＴＡ（現イタミヒデオ）のＷＷＥ入りを手伝ったというＦＵＮＡＫＩは「当時ノアさんに申し訳ないと思って、何か出来ないかと思っていた。こういう形で自分が参戦することによって盛り上がればいいなと思う」と初参戦へ抱負を語った。

以下はＦＵＮＡＫＩ、クレイジーのコメント。

――ＦＵＮＡＫＩ選手から見たノアの印象をお願いします。

ＦＵＮＡＫＩ　今回初遭遇で申し上げにくいのですが、技術とかアクションとかすごいのを画像で見たり写真で見たりして、自分が対応できるか心配なんですが負けないように頑張ります。

――タッグを組むクレイジー選手とはアメリカでサーキットをしたと思うのですが、クレイジー選手の印象は？

ＦＵＮＡＫＩ　何でも出来るんでタッグを組むと安心でした。今回もう一人スコッティーですね、同じクルーザーウエイトのディビィジョンだったので楽しみにしていますね。

――クレイジー選手、ＦＵＮＡＫＩ選手とスコッティー選手とタッグを組みますが？
クレイジー　今の気持ちはすごいエキサイティングで、うれしくて、楽しみにしていますので、皆さんに見てきてもらいたいと思っています。

――対戦相手については？

ＦＵＮＡＫＩ　ほんとに未知なので予想というのが立てられないのですが、ＴｗｉｔｔｅｒとかＦａｃｅｂｏｏｋとかを見ていますと、小川選手との攻防が見てみたいという声が多いので楽しみにしています。小川さんは自分がファンの時、全日本プロレスを観戦したのでどういうことをするかっていうのは自分の中で分かっているのですが、リング上で肌を合わさないと分からない事があるので、楽しみにしています。

――ザック選手の印象は？

ＦＵＮＡＫＩ　ヒデオイタミからですね、彼のことは電話で聞きました。イギリスからの選手ですごい上手だと聞いています。

――クレイジー選手は対戦相手に甥っ子のペサディーヤ選手がいますが、対戦相手についてはいかがですか？

クレイジー　ペサディーヤは有明コロシアムでシングルをやっていて、他にも何度も対戦してそれに勝っていますので、心配していないです。」

――両選手意気込みをお願いします。

クレイジー　元ＷＷＥ戦士達ですから、十分に準備が出来ているので相手チームにも準備万端に整えてきてもらいたいと思います。

ＦＵＮＡＫＩ　ＷＷＥ時代にもスコッティーを含めて、組んでは戦って両方やっていたし不安はないです。個人的には今回ノアさんに、初めて参加させていただくのですが、これ１回ではなく今後ともいいお付き合いが出来たらと思っています。

――ヒデオイタミ選手と入れ替わる形でノアに参戦することになりましたが？

ＦＵＮＡＫＩ　何かのご縁だと思うんですよね。ヒデオイタミのスカウトを手伝ったのが自分なんですけれども、当時ノアさんに申し訳ないと思って、何か出来ないかと思っていました。こういう形で自分が参戦することによって盛り上がればいいなと思っています。

――お客さんはホッティー選手の「Ｗ．Ｏ．Ｒ．Ｍ」を楽しみにしていると思いますが、それを出すために手助けしたりということはありますか？

ＦＵＮＡＫＩ　そうですね。何度も３人でタッグ組んでいますんで、どうやって彼の「Ｗ．Ｏ．Ｒ．Ｍ」をおいしい形で出せるかどうか、今、作戦会議していましたんで、当日いい形で見せられたらなと思います。