第3回 柿谷曜一朗のようなコントロール フットサル初心者がイケてるプレーヤーに

ガチ禁

【ガチ禁】

 ゴロのボールを止めることができるようになったら、次はハイボールの練習です。瞬時にゴールを狙いたいときなどは、キーパーや味方からロングボールが送られるシーンが多々あります。ハイボールを上手にトラップして、次のドリブルやパス、シュートにつなげられるように練習しましょう。

 ハイボールでは、ボールの落ち際を抑えることがポイントです。

そのために
(1)ボールが来たら、素早く落下点に体を入れます
(2)トラップをしやすい高さになるまでボールを待たず、前に出ます(相手にボール奪取されるリスクを減らします)
(3)体全体の力を抜きます(力が入っていると上半身が固定してしまい、思うように体を動かすことができません)

【ガチ禁】

【ガチ禁】

 マイボールをキープできるように、ファーストバウンドで止める練習をしましょう。繰り返し練習することで、落下点を見極められるようになり、かつ集中力もアップできます。

「ファーストバウンドでトラップする練習は実戦で役立つと思います。ボールがバウンドしている間に上手な選手に奪われることがよくあるので、トラップを習得してみんなをアッと言わせたいですね」(尾藤さん)

 ボールを足元で止められるようになったら、相手をかわすトラップの練習です。まずはボールを一度足元で止めてから、スペースに動き出す練習をしましょう。足の裏でボールをなめるように動かします。体の力を抜くことで、ボールの力も吸収できる上、相手の動きもよく見えるはず。顔はしっかり上げてプレーしましょう。

 次に空いているスペースにファーストタッチでトラップする方法です。このとき使うのはインサイド。面が広いのでコントロールがしやすいはず。この時も、足先は少し上げておきます。いずれも相手の動きをチェックする必要があるので、顔を上げてプレーすることを心掛けましょう。
 フットサルでのボールコントロールの基本は足の裏を使うことです。日ごろからボールを足の裏で触って意識をするだけで、プレーが変わってくるはず。練習相手を見つけて、ゴロ、ハイボール、相手をかわず練習を繰り返して、柿谷曜一朗選手のような華麗なボールコントロールを身に付けましょう。

高峯弘樹

シンキングサッカースクール(http://www.thinkingsoccer.jp)ヘッドコーチ。日本サッカー協会A級、ドイツサッカー協会B級ライセンスを持つ。順天堂大学卒業後、ドイツ留学を経てベガルタ仙台育成部監督に就任。その後、大阪学院大学高等学校サッカー部監督、神奈川大学サッカー部監督を経て、現職。

尾藤正人

大学在学中にVine Linux SPARC版を開発。卒業後IPA未踏ユースソフトウェアに採択。ウノウ株式会社(現Zynga Japan)の初期メンバーとして参画し、CTOを4年半。2011年に株式会社スングーラ(http://sungura.jp/wp/)代表取締役社長就任。ソーシャルゲームの黎明期から開発に携わっており、インフラからフロントエンドまで深い知識と経験を持つ。エンジニア起業家であり、ソーシャルゲームエンジン「ソクゲー」を、ほぼ1人で開発。趣味フットサル。

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著者プロフィール

フットサル大会でありがちな勝利にこだわったガチなプレーは一切禁止! 勝敗で表彰するのではなく、参加チーム同士の投票とフェアプレーを讃えるグリーンカードの枚数で表彰チームを決定する今までにないフットサル大会。初心者からお子様まで一緒に楽しめるフットサル大会を通して、フットサルの楽しさ、フットサルの気軽さを伝え、プレーヤーを増やしていきます

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