【U18日清食品トップリーグ2024 (男子) 大会レポート】得点力をもっと磨きたい 八王子学園八王子 #14 堀澤希望

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【©U18日清食品リーグ】

「U18日清食品トップリーグ2024」の男子最終日第1試合で2勝4敗の八王子学園八王子(東京)と1勝5敗の京都精華学園(京都府)が対戦しました。良いスタートを切ったのは八王子学園八王子です。リバウンドからのオフェンスで#12 十返翔里選手(3年/192cm)がスピードを発揮すると、アウトサイドからは#7 平原侑真選手(3年/185cm)の3ポイントシュートが射抜くなど速いテンポのオフェンスが生きて25-12で第1クォーターを終えました。

コンディションの問題で東郷然選手(3年/187cm)、新開温矢選手(3年/182cm)という得点源を欠く京都精華学園は、#77 ソロモン レイモンド選手(3年/203cm)が前半だけで11リバウンドと活躍。#35 山崎燦吾選手(1年/175cm)、#32 中村太優選手(1年/195cm)の1年生コンビが存在感を発揮します。それでも、八王子学園八王子はじりじりとリードを伸ばし、ハーフタイムで49-22とリードを作りました。

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後半、京都精華学園はボールマンに対してプレッシャーをかけ、ターンオーバーを引き出して得点につなげるなどいいシーンを作ります。しかし、フィールドゴール成功率がなかなか上がりません。八王子学園八王子は、最後まで攻めの姿勢を貫いて大量リードを作り、86-57で3勝目を挙げました。

八王子学園八王子は、インターハイでの敗戦を糧にし、“オフェンスでもディフェンスでも自分たちから仕掛ける”をテーマにしています。その積極性が発揮された試合になりました。

「(インターハイ3回戦の)藤枝明誠戦は、ディフェンスで圧をかけられて自分たちが引いてしまった試合でした。『U18日清食品トップリーグ2024』は、どのチームもレベルが高く、特にディフェンス強度が高いです。しかし、オフェンスでもディフェンスでも自分たちからチャレンジしていくという気持ちを持ってやってきました。今日の試合は、みんな気合が入っていて、いい試合ができたと思います」。そう振り返ったのは、#14 堀澤希望選手(3年/189cm)です。

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インサイドに不可欠な選手として、伊東純希ヘッドコーチから特にディフェンスで期待されている堀澤選手ですが、今日の試合では十返選手、平原選手(共に21得点)に次ぐ10得点をマークしました。自身の役目について、堀澤選手は「このチームは十返と平原がポイントゲッターです。ディフェンスで貢献できるようにプレーしていますが、その中で2人をどう生かすか、さらに彼らにディフェンスが集中した際にどう合わせて得点するかを常に考えながらプレーしています」と語ります。本日の試合では、その2人からパスを受けるなどで6本中5本のシュートを成功させました。

それでも、堀澤選手は満足していません。「自分がボールを持った時に、何もできないという選手だったら相手を怖がらすことはできません。もっと個の力を磨くこと、特に得点力を磨いてもっと怖がられる選手になりたいです」とさらに成長したいと語ります。

理想として名前を挙げたのが、同じ新潟県出身で明治大で活躍する武藤俊太朗選手(開志国際卒)です。「武藤さんは、リバウンドもすごいし、パスもできるし、3ポイントシュートも打てる4番ポジションとしての完成形だと思っています。見習って、自分もシュート力を磨きたいです」と笑顔を見せました。同郷の先輩にどれだけ近づくことができるのか。堀澤選手のこれからの成長が楽しみです。
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著者プロフィール

「U18日清食品リーグ」ば、バスケットボールにおける部活・クラブなどの垣根を超えたU18年代の階層別リーグ戦です。リーグ戦文化の導入により、実力が拮抗するチーム同士の対戦や、多くの選手への出場機会、また、予定された試合/対戦相手を見据えた質の高い準備など、公式戦の試合数が確保された環境下で競技に取り組むことにより、競技力の向上を目指して設立した競技大会です。 今年度も「U18日清食品リーグ バスケットボール競技大会 2024」 として 「U18日清食品トップリーグ2024」 、「U18日清食品ブロックリーグ2024」を開催いたします。

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