つらい、でももう一度走りたい! 湘南国際マラソン体験記
つらい時こそ気持ちを前向きに転換
「あそこまで走れば折り返しだ……!」
たったそれだけで、気持ちがスーッと軽くなります。さらに、前半の十分な給水が功を奏してか、19キロ付近の折り返しを過ぎたころには体も復調。ここまで2時間20分近く走ってきましたが、スローペースで走ってきたおかげで余力もたっぷりあります。
ということで、気持ちをグッと引き締め直し、再スタートの気持ちで後半戦に突入です。
富士山に抜かれたり抜き返したり…… 【スポーツナビDo】
給水所にはさまざまな補食も用意されている。岩手県大船渡市の名物「かもめの玉子」もラインナップ 【スポーツナビDo】
沿道の温かい応援はつらい時ほどパワーになります 【スポーツナビDo】
しかし、逆に考えればあとたったの10キロちょっと。練習で10キロを走る人なら、「ゴールまで普段の練習感覚で走れる」と思えば、気持ちも多少楽になるものです。
2年前にこのコースを走った時は、心の余裕がまったくなく、つらい、つらいとばかり考えていました。でも今は、つらい時こそ沿道に伸ばされた手にハイタッチしてみたり、向けられたカメラにピースをしてみたりして、気持ちを前向きに転換できるようになりました。これも、過去5回のフルマラソンの経験があってのことです。
あと1キロと分かれば、ヘトヘトな体でもラストスパートが掛けられるから不思議です 【スポーツナビDo】
走り終えてやっぱり思ってしまうこと
6回目のマラソンも無事に完走! 【スポーツナビDo】
(取材・文:小野寺彩乃/スポーツナビ)
スポーツナビDoでもおなじみ、タレントの高山都さん(中央)、フリージャーナリストの南井正弘さん(右)と格闘家の宇野薫選手(左)も完走メダルを手にそろって笑顔 【スポーツナビDo】
ニコ動の企画でフルマラソンの部に出走した堀江貴文さん(写真中央)も見事完走 【スポーツナビDo】
フルマラソン一般男子の部に出場したワイナイナさんは4位でフィニッシュ。ゴール後はイベントで会場を盛り上げた 【スポーツナビDo】
特別協賛のニューバランスブースでは、完走タイムを背景にした記念撮影、ブラックレインボーシリーズをはじめとしたシューズの展示、販売なども行われていた。 【スポーツナビDo】