ランニングを楽に続けて効果を出す方法 上達のコツ直伝!シリーズ 第7回
POINT(1)歩くペースと同じ速さで走ってみよう!
走ると地面から両脚が離れることで筋力アップにつながる 【(C)Masashi Takahashi】
POINT(2)面倒なことはしない! 時間は無理して作らない
移動の時に私服のままで走ってみましょう!(ヒールなどは避けましょう) 【(C)Masashi Takahashi】
POINT(3)目標は高く設定しない! 75%達成すれば十分
「目標よりも低くても大丈夫」と熱弁する西田さん 【(C)Masashi Takahashi】
その目標も、自分が設定した75%を達成できれば十分です。例えば1日1時間走ると決めた場合、45分できれば良しとしましょう。そのくらい気持ちに余裕をもって進められれば、続けることができますし、けがなどもしなくなります。
POINT(4)ランニングでこれだけできれば大丈夫!
【(C)Masashi Takahashi】
★腕振りはバランスをとるだけ、腰あたりでブラブラさせる
短距離と違い、ゆっくり走るランニングでは腕を振る必要はなく、大きく振ることでかえって動きのバランスを崩すことがあります。腰の両脇に腕を置いてリズムよくブラブラさせ、体のバランスをとるだけという意識で十分です。
左:腕を上げてまっすぐな姿勢にする/中:まっすぐ立った姿勢/右:頭が前に出た猫背 【(C)Masashi Takahashi】
簡単なようで、意外とできていないのがまっすぐ立った姿勢で走ること。腕を頭の上に組んで、それを外すとまっすぐな姿勢で立つことができます。これによって、呼吸もしやすくなり、故障予防にもつながります。猫背になると重い頭を首の筋肉だけで支えなければいけなくなり、長く走られない原因になります。
左:歩くくらいの歩幅で走った場合/右:スピードを上げて走った場合 【(C)Masashi Takahashi】
1人でなく、仲間と走ることも楽しく続けられるコツです。その時には、一緒に走る人とおしゃべりができるくらいのペースで走ることがオススメです。一緒に走るとついつい影響を受けてしまいがちですが、歩幅は小さめに保つとより余裕をもって走ることができます。
最近、ランニングを始めた方に良く見られるのが、月間走行距離やタイムにこだわり過ぎてしまうことです。無理をせず、自分の体と向き合って練習することがランニングを続けることにも、効果を出すことにもつながります。
とはいえ、ランニングはモチベーションを保つのが難しいシンプルなスポーツなので、仲間と一緒に走ったり、大会や目標を立てたりすることが、続ける上でさらに大事になってきます。西田さんが代表を務める“西田ランニングくらぶ”では、楽しく目標をもって練習することを実践しており、初めにカウンセリングをして自分の今の実力を知りながら、個人個人に合わせたメニューなどを実施されているとのことです。
より楽しくランニングを続けてもらうために西田さんが始めたのが、ご本人が実行委員長を務める「日本一ゆる〜いランニングイベント“RUNフェス”」。第1回大会は子供から大人まで誰でもが楽しんで、笑顔が溢れる大会になりました。その第2回が2014年12月27日に夢の島陸上競技場で行われます。ぜひ皆さんも、気楽に参加してみてはかがでしょうか!?
早速、歩くペースから走り出してみましょう!