正しいブラジル体操で運動神経がよくなる!

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【(C)Gakken Publishing】

ペナルティがブラジル体操を実演!

 サッカーワールドカップもいよいよ大詰め。日本時間14日(月)の午前4時には決勝戦が行われます。どの国が栄冠をつかむのでしょうか? 今からドキドキ☆モーニングですね! 

 さて、サッカーと言えば、ピッチ上で繰り広げられている試合、プレー以外にも、どーしても気になることがあります。それは『ブラジル体操』。試合前のウォーミングアップで選手がリズムに合わせてやっている、あの妙な体操です。

 アレって何なの? どんな効果があるの? どうやってやるの? そんな疑問を持っている人はきっとたくさんいるはず。それを今から、名門市立船橋高校サッカー部出身のお笑いコンビ・ペナルティに、スッキリと解消してもらいましょう!

どんなスポーツでも応用できる

 参考にしたのは、学研から発売されている『正しいブラジル体操で運動神経がよくなる!』。この本は、ブラジルで生まれ日本で発展したブラジル体操を初めて体系化。ペナルティの2人が、紙面上だけでなく、付録のDVDでブラジル体操を99項目に渡って実演してくれているのです。

 ポイントをきちんと知り、毎日正しく行えば、体の柔軟性が増し、リズム感もよくなって、運動神経がどんどんよくなると言われているブラジル体操。そのポイントや正しい体操の仕方を、文章と写真、そしてDVDの映像できちんと学べる一冊として仕上がっている優れものなのです。

 また、ブラジル体操はどのスポーツに対しても応用できるウォーミングアップとして行うことができるので、サッカー向けに特化した体操というわけではありません。野球や陸上、バスケ、バレーなどさまざまなスポーツにも効果があるので、サッカー以外のスポーツをやっている人たちもぜひ参考にしてほしいと思います。

 では、さっそく動画を見て、実践していきましょう。今回は99項目の中から、カテゴリー別に3つを厳選しました。ブラジル体操は「声を出して」「リズムよく」「大きく動かす」ことが大事ですが、特に「リズム」の部分で言いますと、高度なダンスが踊れなくても大丈夫。基本的なリズム感があれば問題ありませんし、続けていけば自然とリズム感は良くなっていくものなので、恥ずかしがらずにチャレンジしていきましょう!

その1「ラウンジヒールタッチ」

 まず1つ目の体操は「ストレッチ編」から。

 これは、筋肉、関節、ボディバランス、これら3つのその日の状態をゆっくりと確認できる体操です。ブラジル体操でのストレッチは基本的に歩行で行い、そうすることで筋肉や関節ひとつひとつをゆっくり長く動かすことができます。ウォーミングアップの前の準備段階の体操とも言えますね。

 数あるストレッチ編の中から選んだイチオシの体操は「ラウンジヒールタッチ」。肩甲骨を重点的に動かす体操です。

【ブラジル体操】ラウンジヒールタッチ - (C)Gakken Publishing
 片足を前に大きく出して、軸足は後ろに残したまま。前に出した足のほうの手で、体をひねって軸足のカカトにタッチ。
 ポイントは、顔を前に向けること。手で逆足のカカトをタッチするときに、目でカカトを確認してしまうと、体の軸がブレやすくなります。顔は前を真っすぐに向いたまま体をひねることを意識して、わき腹、モモ前、モモ裏をしっかり伸ばすようにしましょう。
 一方、体が硬いからといって、体を曲げて無理にカカトにタッチするのは絶対NGです! カカトに触れなくても、背筋を伸ばして反対の手も上に伸ばすことで、肩甲骨を動かすことができるので、体操の効果は十分に発揮されます。

その2「フロントツイストキック」

 2つ目の体操は「柔軟性編」から。

 ダイナミックで大きな動きで行い、ここではランニングが基本的な動作となります。関節や筋肉を複合して動かしながら体を作っていくのですが、ひとつの動作を、軸足をグッと踏み込んで勢いよくできるので、より大きな動きができます。

 そして柔軟性編から選んだイチオシの体操が「フロントツイストキック」。股関節を重点的に動かす体操です。

【ブラジル体操】フロントツイストキック - (C)Gakken Publishing
 軽いランニングから、ボールを蹴るように足を前に振って体をひねります。上半身と下半身を同時に逆方向へひねってねじるようにします。
 ポイントは、背中と股関節を連動させること。股関節から足全体を意識して振り上げるのですが、そのときに上半身と下半身を同時にひねることで、背中と股関節を連動させて伸ばしましょう。手も大きく振ると、勢いよくひねることができます。しっかりと「ひねる」ことを意識しましょう。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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