胸椎の可動域を広げてゴルフの腰痛を防ぐ ケガをしにくいトレーニング(2)
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【スポーツナビDo】
腰に痛みを抱えないためにはどうすればいいのか。世界で活躍するトップアスリートの身体づくりから一般の人の健康管理まで幅広く手がけるアスレティックトレーナーの鈴木岳.さんに、ファンクショナルトレーニング理論に基づいたトレーニング法を教えてもらった。
ゴルフに多い回旋型腰痛
胸椎の動きは姿勢の良し悪しに影響されることが多いです。猫背の人は胸椎の動きが悪くなってしまうので、代わりに腰をひねってテイクバックをせざるを得ません。結果的に、腰を反らせてしまいます。これを代償運動と呼び、それによって起こる腰痛を「回旋型腰痛」と言います。
動きに適した関節と固める関節を意識する
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また、股関節と胸椎を十分にひねるには、腰椎を固めておくことも欠かせません。腰椎を固めるには体幹の筋力が必要ですが、女性は体幹が弱いことがあり、スイング後に上半身がクラブの重さに持っていかれて腰をひねってしまい、腰痛になることが多いようです。