野球、ボルダリングなどを気軽に! スポーツ&ドリームが詰まった施設

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【スポーツナビ】

 お気軽な遊び感覚から真剣な取り組みまで、スポーツに対する思いは人それぞれ。そんな、さまざまな欲求を満たしてくれる屋内型スポーツ施設「スポドリ!」が昨年秋、東京ドームシティ内の黄色いビルの3Fにオープンした。

「スポドリ!という名称は“Sports Dreams”の略です。スポーツという広いテーマに対しての思いは、人によっていろいろあると思うんです。遊んで楽しみたい人もいれば、真剣にその競技を極めていきたい人もいる。3つの競技しかありませんが、スポドリ!はそういった人たちのいろんな思いを実現できる施設です」(支配人・松田雅紀さん)

 早速、松田支配人に施設内を案内していただいた。3つの競技というのは野球、ゴルフ、ボルダリング。いずれもDO系で人気の高いスポーツで、それらを一度に楽しめるのだから、すごくお得だ。

プロ野球選手とのバーチャル対戦も可能

硬球を打てるバッティングコーナー、臨場感も売りの1つ 【スポーツナビ】

 東京ドームと言えば、やっぱり野球!ということで、スポドリ!に入って最初に目に飛び込んでくるのはバッティングコーナー。全8打席あり、内海哲也(巨人)、前田健太(広島)らプロの投手が投げる映像にリンクしながらボールが投げ込まれてくる。言わばプロ選手とのバーチャル対戦だ。

 その中でも目玉と言えるのが、硬球(バッティングコーナー仕様のプラクティスボール)を打てる打席が2つもあるということ。硬球使用のバッティングコーナーは都内でも珍しく、「硬球を打つ感覚というのはやはりなかなか味わえませんから、お客さまにも大変喜ばれています」と松田支配人。試しに僕も打たせてもらったが、硬球を真芯でとらえたときの感触はクセになりそうだ。

 ビル内の施設のため、どうしても一般的なバッティングセンターのように十分な高さのスペースを確保することができない。それならばと、スポドリ!のバッティングコーナーは“横幅”の使い方にこだわりを見せた。つまり、打席ごとにフェアゾーンを確認できるマークが設けられており、自分の打球がフェアかファウルか、またどの守備位置のあたりを飛んだのかが把握できる。「たとえば右打者なら一、二塁間やライト方向への流し打ちを想定した練習もできます」(松田支配人)というわけだ。

 さらに、プレーする打者と見る人の距離感を近づけるために、打席の中と外をガラスサッシ等で区切るのではなく、強化ネットのみにし、余計な障害物は設けていない。また、打席のすぐ後ろに同伴者やギャラリー用として、実際の球場のベンチを模した「スタジアムフェンス」を設置し、より臨場感が生まれる構造になっている。ほかにも、スタジアムフェンスからプレー中でも球速を変化させることができる打席もあって、打者とギャラリーの友だち・家族同士で「対戦」するのも面白そうだ。

都内最大級のボルダリングウォール

人気のボルダリングエリアは初級者から上級者まで楽しめる難易度があり、仕掛けもいっぱい 【スポーツナビ】

 そんな盛りだくさんのバッティングコーナーと通路を挟んだ反対側には、今人気のボルダリングコーナーがある。高さ4メートル、横幅40メートルの壁一面が広がっており、これだけの長さのウォールは都内でも最大級だ。

「人気が高まっているボルダリングですが、専門のジムに通うとなると、なかなか敷居が高いと思っていらっしゃる方もいると思います。スポドリ!は1エリアとして提供しておりますので、気軽に触れていただくことができます。例えば、バッティングをしに来たついでにちょっと興味を持った方に触ってもらったり、そういった入り口になればいいなと思っています。また、ボルダリングは駅から近いジムが多くないので、その点もスポドリ!の特徴と言えますね」

 もちろん初心者だけを対象にしているのではなく、上級者まで楽しめるように傾斜角85度から135度まで8段階の壁を配置。東京ドームシティならではの本物のバットやボウリングのピンをホールドとして埋め込んでいるほか、壁の頂上にはいくつかの小窓があり、そこをのぞいて見ると、季節・時期によって様々な仕掛けがあるという“見てのお楽しみ”の遊び心も。

シミュレーターなど“本物志向”のゴルフエリア

ゴルフコーナーは最新シミュレーターを設置しており、本格志向が強い 【スポーツナビ】

 一方、より“本物志向”が強いのがゴルフエリアだ。12打席の最新ゴルフシミュレーターが設置されており、打球の飛距離や弾道、方向をリアルに再現。正面と後方から自分のスイングが自動録画され、その場ですぐにチェックすることもできる。

「ゴルフエリアは会員制がベースとなっていて、ゴルフスクールも開校しています。1クラスにつき生徒4人で先生が1人ですから、1人ずつじっくりと指導することができます。もちろん、会員ではないビジターの方も、打席が空いていればご利用いただけます」

 さらに、このシミュレーターは世界中に実在するコースも再現している。打席によってはコースの傾斜にあわせて傾くスイングプレート(可動床)もあるので、よりリアルさを追求したプレーが可能。ゴルフ場まで行くのはちょっと面倒、でも打ちっぱなしでは味気ない……そんなゴルファーたちの希望をかなえてくれるエリアとなっている。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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