阪神・西岡「必要とされることに飢えていた」=入団会見 一問一答全文

構成:スポーツナビ

阪神入りし、和田監督(左)と笑顔で握手を交わす西岡 【写真は共同】

 米大リーグのツインズを退団し、阪神入りした西岡剛が20日、大阪市内のホテルで入団会見に臨んだ。

 西岡は阪神入団の決め手として、中村勝広GM(ゼネラルマネジャー)の言葉を挙げ、「戦力になってほしいと。必要とされることに飢えていた」と話した。また、「小さいころに野球を始めた時から、甲子園でプレーするというのは憧れでした」と打ち明け、「決断した以上は、伝統あるチームなので思う存分暴れていきたい」と意気込みを語った。背番号はロッテ時代の「7」に決まった。

阪神は伝統あるチーム、思う存分暴れたい

以下は、西岡の入団会見のコメント。

――今の心境は?

 何球団かお話をいただいて、正直すごく悩みましたし、どの球団の熱意も伝わりました。その中で思い切ってプレーできるのはどこかと考えた時に阪神タイガースがすごく魅力的だった。小さいころに野球を始めた時から、甲子園でプレーするというのは憧れでした。

――中村GMからの甲子園という言葉が決め手でしたか?

 甲子園というよりは、本当にチームの力になってくれと言ってくれたのがうれしかった。米国で2年間ふがいない成績に終わったし、力のなさを痛感しました。一からやるんだという気持ちの中、中村GMが声をかけてくれた。決断した以上は、伝統あるチームなので思う存分暴れていきたいです。

――背番号に関しては?

「7」を提示していただいて、光栄です。歴代の先輩の名を汚さないようプレーしたい。来年は分岐点になると思っています。良くなるか悪くなるか勝負の年。(千葉ロッテ時代と同じで)初心に帰ることができる背番号だと思っています。

――気持ちの高ぶりは?

 開幕まで期間はありますけど、今やるべきことはたくさんあります。早くユニホームを着て野球をやりたいです。タイガースは伝統がありますし、金本(知憲)さんがいいチーム作りをしてくれました。自分は1年目のつもりなので早く一員になれたらいいと思います。

――地元大阪で巨人と戦うことになりますが?

 戦力がそろっているチームだなと感じますし、チーム力というか優勝争いをするチームなので、勝っていかなければ阪神の優勝も難しくなると思います。でもジャイアンツだけてはなく、ほかにも4球団あるので、どのチームとも同じモチベーションで戦えるのが強いチームだと思っています。

――ファンは熱狂的ですが?

 心強いです。ロッテでやっている時も、1回でいいからホームグラウンドとしてプレーしてみたいと思っていました。7回のジェット風船の時は六甲おろしを口ずさんでいました。

――注目の藤浪晋太郎投手も入団しますが?

 まだあいさつぐらいしかしてないんですけど、自分を持った選手。すごくいいピッチャーだと思います。プロの世界でびっくりすることもあるはずだけど、自分も阪神1年目なので話ができたらと思います。ほかにも鳥谷(敬)さんや桧山(進次郎)さんの話を聞いたりして、チームに溶け込んでいきたいです。

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