大山加奈が群雄割拠のVリーグを大胆予想=2012-13シーズン展望<男子編>
ダークホースとなるのは?
ダークホース的存在のFC東京の中でも注目は手塚。昨季はサーブ賞と新人賞を獲得した 【スポーツナビ】
ルーキーながらサーブ賞を獲得し、新人賞にも輝いた手塚大を擁するFC東京はサッカースタイルの応援もほかとは異なる楽しさがあり、3年目の高松卓矢など元気な若手がそろう豊田合成には38歳の元日本代表、杉山マルコスが加入しました。昇格以来8位に甘んじている大分三好も、今季こそは巻き返しを狙うはず。
まさに群雄割拠、どこが勝ってもおかしくない今季、勝者になるためにはそれぞれのチームの持ち味を、どれだけ発揮できるか。いかにスタートダッシュを切れるかということも、チームを勢いづけるポイントとなるだけに、開幕戦から目が離せない戦いが繰り広げられることでしょう。
バレーボール観戦のいろは
生観戦の際、ぜひオススメしたいのがコートエンド席です。
テレビでもコートサイドからの映像が多いので、最初はコートエンド席から見るのは「見慣れない」と感じるかもしれませんが、エンドで見るからこそ、サーブの変化や、2枚並んだブロッカーのどこから相手のスパイクが抜けてきているのか、さらにはブロッカーとレシーバーがどんな位置で守っているのか。まさに選手目線でバレーボールを楽しむことができるはずです。
試合の流ればかりを追うのではなく、お気に入りの選手だけを見たり、セッターだけを見たり、「1人だけ」を決めてゲームを追うのも、新たな発見につながります。それぞれの見方を探して、男子バレーを楽しんで下さい。
<女子編は11月17日掲載予定>
大山加奈
終始笑顔でVリーグについて語ってくれた大山加奈さん 【スポーツナビ】
その年に初めて全日本に選出されると、同じく高校生でメンバーに選出されていた栗原恵(現:岡山シーガルズ)とともに「メグカナ」コンビとして人気を博す。高校卒業後は東レに入社。ワールドカップ、アテネ五輪に出場する。2007年ごろから椎間板ヘルニアなどのケガに苦しみ、10年に26歳で現役を引退。日本バレーボール機構への出向を経て、現在は東レに広報担当として勤務するほか、バレーの指導、普及活動にも携わっている。