U−22代表の大迫「何が何でも勝つために点を取らないと」=U−22バーレーン戦前日選手コメント

スポーツナビ

権田修一(FC東京)

「サッカーをちゃんとやり切ることが大事」

 勝ち点3を取らないと意味がないんで、最初の45分で勝っていても、最初負けてても、最後にしっかり勝てばいいので。90分には流れがあると思うんですよね。ウチの流れの時もあれば、相手の流れの時も絶対にあるから、苦しかったらみんなで助け合うし、いい時間だったらここ取ろうってなるし。いい時間だったらみんな気持ちいいと思うんです。そこでしっかり(点を)取り切る集中力だったりってのが絶対大事になると思うんで、90分通してどういう状況であれ、サッカーをちゃんとやり切ることが明日に関しては大事かなと思います。

(2次予選の)クウェートの時は、2試合トータルってのが最初からあったんで。2試合目は勝ってる状況から入ったんですが、頭の中のイメージでは0−0のつもりで入って、この試合はしっかり勝ってっていうのがあったんですけど、やっぱり1−2になった時に確実にもう1点取られないようにしようっていうふうになったのは間違いなかったし、真っさらで入ったらあの状況では1点取らなきゃってなってたと思うんですけど、1−1の状況でちょっと守りに入っちゃったところもあったと思うんですよね。
 そこでもう1点取ってこの試合に勝とうではなくて、2点取られなきゃいいから、次の1点取られなきゃいいとか。2試合トータルってのが頭のどっかであったと思うんで、そこで難しくなったと思うんで。でも今回は、何がどう転んでもってのがあるから、90分で絶対に勝ち点3を取るのがまず大事になる。この試合で引き分けでも次勝てばいいとかじゃないんで、しっかり勝ち点3を取ることに集中して、しっかりやり切りたいなと思います。

(慎重になるところも出てくる?)慎重ってことがびびって入るとかリスクを恐れるとかじゃなくて、場所場所でしっかりしたプレーができれば、リスクを冒すところは冒してもいいと思うし。そのリスクを冒す位置を、ゴール前で相手をいなすところでリスクを冒すのか、前に飛び出してリスクをかけるのかってところだと思うんです。びびってる必要はないし、リスクかけるところはかけてもいいんですけど、やっちゃいけないプレーとか、シンプルにやらなきゃいけないところはしっかりわきまえていかないと。ましてこういう環境が違うとか、相手がホームでウチがアウエーとかなら、絶対にブレちゃいけない部分じゃないかと思います。

濱田水輝(浦和レッズ)

「Jの強力FWに比べたら怖くはない」

 とりあえず立ち上がりは集中して失点しないように。試合を通して失点しないようにしていきたいですけどね。とにかく負けないってことが一番大事だと思ってるんで。それに点を決められたらいいですけど、とりあえず失点しないことが大事だと思うんで、割り切って大きくクリアでも何でも、セーフティーにいくでも何でもいいので、みんなで連係して失点しないようにやりたいですね。

(バーレーンの攻撃陣は)映像を見た感じだと、フリーにしてスペースを与えたらドリブルができる選手もいるし、速い選手もいるなと感じたんですけど、うまくチャレンジ&カバーができれば問題ないかなと思っているので。お互いの距離感や声(掛け)だったりをしっかりして。いつも通りの状態で臨めれば、特に問題はないかなとは思います。

 こっちが攻めているときのリスクマネジメントや、相手のカウンターには気を付けたいです。こういうアウエーでは一発(のカウンター)で試合の流れを大きく変えてしまうことがあると思うので、集中してやりたいです。
(セットプレーは狙っていく?)相手はそれほど高さがないと思うので、こっちには高い選手もいるし、セットプレーで点が取れればだいぶ楽な試合になると思うので。そういうところでチャンスをものにしたいです。

(6月のクウェート戦での敗戦について)別にあれを気にするとか、引きずるとかはないですけど、仮にこっちがリードした状態でクウェート戦と同じように後半になったりしたら、試合運びというのは前回の試合から学ぶことはありますね。しっかり落ち着いて、相手が勢いに乗ってきても焦らないで、しっかりつなぐところはつなぐ。割り切るところは割り切って裏を狙うとか、しっかりコントロールできれば勢いにのまれて逆転されることもないと思うので。常に冷静に。僕は後ろめのポジションで全体が見えているので、そういうことをコントロールできればいいと思います。

(代表をきっかけに所属クラブでの出場機会を得た珍しいケースだが)最初の方は悔しい思いもして、代表だけがモチベーションみたいな感じでやっていましたけど、今はJで試合に絡めるようになって外国人FWらを相手にしているので、そういう面では経験も上がっているし、落ち着きも出ていると思う。今回の相手もJの強力FWに比べたら、それほど怖くはないと思うので、普段通りというか自分の力を100%出せれば問題ないと思います。

鈴木大輔(アルビレックス新潟)

「最初のところで受け身に入らずに」

 守備としては、自分たちのサッカーをするためには怖がらずに前からどんどんプレッシャーを掛けていきたいというのがあります。最初のところで受け身に入らずにというところは心掛けています。(立ち上がりの入りの悪さの課題について)意識としては、みんなに言われているので意識はしているし、そこで失点しないというのはみんな注意してやっています。そこは声を掛けながらやっていきたい。

(バーレーンの攻撃について)あまりつないでくるというイメージではなくて、苦しくなったら蹴ってくるというイメージ。FWに頑張る選手がいて、そこで起点を作られると嫌かなという感じでした。(そこは裏を警戒するというよりも起点をつぶしにいく意識?)そうですね。僕ともう1人のセンターバックの方で、そのFWに対して。これはこれまでとやり方は変わらないですけど、そこで対峙(たいじ)したFWに対して当たっていければ、明日も半分くらいは攻撃を防げるのではないかと思うので、そこは意識したいですね。

扇原貴宏(セレッソ大阪)

「しっかり自分のプレーを出したい」

 やっぱりクラブでも試合に出られていることがすごく大きいですし、2次予選の時はクラブでも試合に出れていなかったので、そういう意味では今は試合を積み重ねているので、すごく自信にはつながってると思います。

 山くん(山村)がいるいないにかかわらず、自分のやることは変わらないんで、しっかり自分のプレーを明日も出せればいいかなと思います。(9月の時は山村が下がりめで、扇原が前めだった。山口、山本と組んだ時の関係性は?)組む人によってバランスとかを考えながらやれればなと思います。蛍君(山口)の特徴は飛び出していくことだと思うんで、そういうときは自分がバランスを取ってやっていければと思いますけど。守備の役割はまあ2人とも変わらないですし。2人でお互いに埋め合っていければと思います。

(バーレーン戦で一番意識すべきところは)アウエーですし、苦しい時間帯もあると思うんで、我慢するところはしっかりみんなで我慢することが大事かなと思います。アウエーは難しいっていうのは聞いているし、A代表の試合を見ていてもすごい分かるので、しっかり集中して入りたいですね。

<了>

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