『DREAM.17』参戦 宇野薫インタビュー「リオン選手との試合は絶対にいい試合になると思っています」
9.24「DREAM.17」でリオン武とのフェザー級ワンマッチに臨む宇野薫にインタビュー 【(C)DREAM OFFICIAL WEB SITE】
【取材日:2011年8月4日/記事提供:(C)DREAM】
「やっとフェザー級に適応できたなと感じています」
5月の『DREAM JAPAN GP』では西浦“ウィッキー”聡生に快勝 【(C)DREAM OFFICIAL WEB SITE】
宇野「まずは勝てたことがうれしかったですし、ホッとしたところが大きかったですね。そして若くて勢いのある選手でしたので、そういった選手に勝てたことは非常に大きいと思います」
──試合後は「3年間、勝てなくて、何回も辞めようと思ったんですけど、諦めずにやってきました。被災地にいる自分と同じ30代の人に勇気を与えられたらと思います」とマイクアピールされていました。
宇野「今回もそうですけど、大会名に「FIGHT FOR JAPAN」と入っているように東日本大震災にあわれた被災地の方々を応援するチャリティープロジェクトでもあったので、復興に向けて頑張っている方、特に僕くらいの年代の方たちに力をあげられたらいいなと思っていたんです。もちろん他の世代の方たちも大変なことはわかっていますが、僕と同世代の方たちは上の世代と下の世代をつないで率先して動いていかなければいけない大事な立場ですし、小さいお子さんを持つ方も多く今の環境に対して不安を感じていると思います。他にもいろいろな面で大変な世代だと感じたので、先ずは僕と同世代の方たちに元気を与えられたらなと思っていました」
──そのウィッキー戦は、昨年大晦日のフェザー級転向後、2試合目となったわけですが、フェザー級での試合にフィットしてきたという手応えは?
宇野「練習していても少しずつ適応してきているなとは感じていたんですけど、この前の試合に勝てたということで、やっと適応できたなと感じています。宮田選手との試合を経て、減量することによって力強さやスピード、あとスタミナ、そういったところをなくさないようなことを心がけていたんですけど、うまく戦えたと思います」
お互いの気持ちが伝わるような試合に
宇野「やはり強い選手ですので、そういった選手から「戦ってみたい」と思われるのは光栄なことですし、また、こういったタイミング、お互いDREAMで前回の試合に勝った状況で対戦できることも非常に光栄に思っています」
──笹原圭一イベントプロデューサーは、5月の『DREAM JAPAN GP』での「第二集団から誰が抜け出すかの試合」に勝利した宇野選手とリオン選手が激突するこの試合を、「今後のフェザー級戦線を占う重要な一戦」と言っています。
宇野「やはり次の試合が大事だということは思っています。ただ、今回の試合は、格闘技が好きな方はもちろん、あまり格闘技を観ない方が観ても楽しめるカードなんじゃないかなと思うんですね。僕自身もいい試合になるんじゃないかと感じていますし、お互いの気持ちが伝わるような試合にしたいです」