美しく強き、世界トップ選手たちの戦い! 16日開幕、東レ女子テニス見どころ

テニスネットPro

16日、東レテニス本戦が開幕。人気と実力を兼ね備えたイバノビッチ(写真)ら、世界の強豪が終結する 【Getty Images/アフロ】

 9月16日(予選は13日〜15日)から東京・有明テニスの森公園で開催される女子テニスの国際大会(WTAティアI大会)である東レ・パンパシフィック・オープン。今年から大きくスケジュールが変わり、9月の開催となったこの大会の見どころを早速ご紹介したい。

全米準Vヤンコビッチらが激突

 なんと言っても、今大会は女子世界ランキング・トップ10のうち6人が出場する。近年まれに見る大接戦となっている女子ツアーだが、今大会優勝の最有力候補は、世界ランク2位のエレナ・ヤンコビッチ(セルビア、23歳)。ヤンコビッチは先日行われた全米オープンでも準優勝を果たしており、その勢いを持続しての活躍が期待される。

 また、今年の全仏オープンと北京五輪で準優勝、そして全米オープンでもベスト4と着実に実力をつけているロシアのディナラ・サフィナ(22歳)にも期待したい。また最新のランキングでは3位に下がったものの、それまで世界ランク1位であったアナ・イバノビッチ(セルビア、20歳)はこの大会の常連。昨年は引退したマルティナ・ヒンギスに決勝で敗れたため、念願の初優勝を狙ってくるだろう。

 そして日本人選手もトップ選手が出そろい、その活躍が期待される。

 今年でこの大会16年連続出場となる杉山愛は、自己ベストの準々決勝以上の進出を狙うことになる。そして中村藍子(24歳)や森田あゆみ(18歳)といった若手に加えて、今年はこの大会で優勝したことがある唯一の日本人選手である「クルム伊達公子」が予選から出場。衝撃の復帰後初となる国際大会への出場で、どこまで世界の強豪と渡り合えるか大注目である。

グラビアを飾る美女選手も登場

 さて、この大会は毎回女子テニス界注目の美女選手が出場することでも有名。これまで何度も出場していた「ロシアの妖精」ことマリア・シャラポワは、今大会は残念ながらケガのために出場を見合わせているが、シャラポワ以外の注目選手も特別にご紹介。

 まず紹介したいのが、先ほども紹介したイバノビッチ。時おり見せる小さな「カワイイ」ガッツポーズと、力強いテニスが見もの。海外の男性誌ではグラビアを飾ったこともあるイバノビッチには、世界中にファンがいるというのもうなずける話である。

 また、緊急出場が決まったロシアのマリア・キリレンコ(21歳)もこの大会では常連で人気が高い選手。愛らしい外見で注目を集めるキリレンコは、シャラポワとも大の仲良し。いやはや「天は二物を与える」というか、「類は友を呼ぶ」というべきか……。

 そして、日本でも以前杉山とダブルスを組んでいたことでも有名なスロバキアのダニエラ・ハンチュコバ(25歳)も注目の選手だ。アスリートとしては細すぎるほどの可憐(かれん)なハンチュコバだが、近年ストロークの精度、速さともに成長を見せる。容姿だけでなく、実力も世界トップレベルの選手であることは間違いない。

 上記3選手のほかにも、成長著しいアンナ・チャクエタゼ(ロシア、21歳)、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク、18歳)、アリーゼ・コルネ(フランス、18歳)、ドミニカ・チブルコワ(スロバキア、19歳)といった若手選手にも注目したい。

 日本で行われる数少ないテニスの国際大会のうちの一つである東レ・パンパシフィック・オープン。世界トップ選手の素晴らしいプレーはもちろん、クルム伊達公子といった懐かしい選手や、伸び盛りの若手選手をチェックできる貴重な大会にぜひとも注目だ!

<了>
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