アジアシリーズ2008は11月13日開幕!=プロ野球アジア最強チーム決定戦

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会見に出席した(左から)李文彬CBA秘書長、河日成KBO事務総長、加藤良三アジアシリーズ2008大会組織委員会委員長(NPBコミッショナー)、長谷川一雄NPBコミッショナー事務局長 【スポーツナビ】

 アジアのプロ野球チームナンバーワンを決める『アジアシリーズ2008』の概要会見が11日、都内で行われた。アジアシリーズとは、『アジアの頂点、世界へ。』をスローガンに、日本野球機構(NPB/日本)、韓国野球委員会(KBO/韓国)、中華職業棒球大連盟(CPBL/台湾)、中国棒球協会(CBA/中国)の各プロリーグのシーズン優勝チームが参加するアジアナンバーワン決定戦で、今回で4年目を迎える。11月13日から東京ドームで行われ、4チーム総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームが決勝戦(11月16日)に進出する。

 以下は、会見出席者のコメント。

「国際大会の面白さを見せてほしい」

■加藤良三・アジアシリーズ2008大会組織委員会委員長(NPBコミッショナー)
 アジアシリーズ開催はことしで4年目を迎えます。すでに皆さまには、過去3年間の開催で、アジアシリーズがアジアのクラブナンバーワンを決める重要な試合であることを認識していただけたかと思います。過去3年間は、いずれも日本シリーズで優勝したNPBの代表チームがアジアチャンピオンの栄冠に輝いていますが、各チームの実力は大変きっ抗しています。第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では日本代表チームが優勝しました。先の北京五輪では韓国代表チームが見事金メダルを獲得し、いまや世界の野球シーンをけん引しているのはアジアの野球チームであると言っても過言ではありません。今後もアジア各リーグが切磋琢磨(せっさたくま)して、アジアの野球界を盛り上げていき、野球ファンに国際大会の面白さを十分に見せていただきたいと思います。

■李文彬・CPBL秘書長
 アジアシリーズがアジアの野球レベルの向上に果たした役割は皆さまがよくご存じだと思います。例えば、先の(北京)オリンピックに出場した8チームのうち、4チームがアジアから出ており、それはちょうどこのアジアシリーズに参加している4チームです。アジアシリーズの開催はチャイニーズ・タイペイの野球界に対する影響が大きく、開催中のテレビ視聴率が非常に高いことからも証明されております。私はこの大会の開催が今後、アジアの野球レベルの向上に引き続き貢献していくことと信じております。
 ただ今、米大リーグもアジアに進出することを考えており、その中でアジアの各リーグの努力が一層重要になってくると思います。私どもも引き続き努力して、今後もアジアシリーズに出場するチームを集い、アジアの野球を世界中の人々に注目されるように育てていきたいと考えています。

■河日成・KBO事務総長
 私はプロスポーツの最大の武器は、ファンの皆さまに感動を与えることだと思っています。そういう意味では、アジアシリーズは多くの国民に感動を与え、野球の楽しさ、面白さを伝えることができたと思います。また、韓国野球の発展のために素晴らしい競争相手となってくれている日本、台湾、中国の選手の皆さまにあらためて感謝を申し上げます。アジアシリーズが更なる発展を通じて、世界をけん引する、世界で最も権威を持つ大会になることを心より望んでいます。
(優勝の自信を問われ)プロのチームの目標は常に優勝だと思います。当然、韓国シリーズで優勝したチームは今回のアジアシリーズでも優勝を目指すと思います。昨年は韓国のSKと日本の中日が決勝を戦いましたが、予選でSKは2勝しました。これまでの結果を見ましても、優勝の可能性は非常に高いと思います。期待しております。

■長谷川一雄・NPBコミッショナー事務局長
 大会も4回目を迎え、アジアの野球が世界のトップクラスにあるということを、またあらためて認識していただける機会を得たということで、うれしく思っています。北京五輪で韓国が金メダルを取り、WBCでは日本が優勝した。こうしてアジアの野球が世界のトップにい続けることで、この4つのリーグ以外にさらに野球が広がって、そしてこの波がアメリカ、アフリカ、ヨーロッパと広がって行けば非常にありがたいと思っております。
 昨年までは日本のチームが優勝していますが、昨年は全勝ではなく韓国チームに1敗したということで、ますます力がきっ抗しています。ことしは我が日本も混戦模様でどこが出るか分かりませんが、必ず白熱した試合が展開されるものと期待しております。

※CBA代表は都合により欠席

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