真央「自分に勝つことをテーマにしたい」  世界フィギュア代表会見・一問一答

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世界選手権の日本代表に選出された選手らが意気込みを語った 【坂本清】

 来年3月に開催されるフィギュアスケートの世界選手権(米国・ボストン)の日本代表に選出された男子の羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(中京大中京高)、女子の宮原知子(関西大中・高スケート部)、浅田真央(中京大)、本郷理華(邦和スポーツランド)、ペアの須藤澄玲、フランシス・ブードロー・オデ組(神奈川FSC)が28日、北海道・札幌市内で記者会見を行い、意気込みを語った。
 
 12月のグランプリファイナルで世界最高得点(330・43点)をたたき出し、27日に閉幕した全日本選手権で4連覇を果たした羽生が、「自分がそのとき持っている実力のベストを出せるようにしていきたい」と語れば、2年連続で全日本女王に輝いた宮原も「今回得た自信を来年の試合につなげていけるように練習を頑張りたい」と決意を述べた。
 
 なお、アイスダンスは、今後の国際大会で世界選手権出場に必要なショートダンスの最低技術点をクリアした組がいた場合、1組を派遣する。  

 以下、会見での代表選手の一問一答。

羽生「本当に良い試合もあり悪い試合もあった」

全日本で4連覇を果たすもミスもあり悔しさの残る結果となった羽生 【坂本清】

――今季の前半戦を振り返って、良かった点と世界選手権までの課題を含めたうえで抱負をお願いします。

本郷 今季前半はフィンランディア杯から始まって自分の納得いく演技ができた試合もあったんですけど、課題の残る試合の方が多くて、世界選手権に向けて特にフリーで失敗しないように練習したいと思います。

浅田 シーズン前半戦を終えてみて、私自身少しずつ課題はクリアしてきているかなと感じているので、シーズン前半で得た自分の感覚を忘れずに後半につなげていければいいなと思います。

宮原 スケートアメリカでは自分の納得いく演技があまりできなかったんですけど、NHK杯とグランプリファイナルと全日本では自分の中で良い演技ができたと思うので、今回得た自信を来年の試合につなげていけるように練習を頑張りたいと思います。

羽生 シーズン前半という視点から考えると、本当に良い試合もあり悪い試合もあったという感じで終わったかなと思います。本当に良い試合は良かったと思いますし、自分の中で悔しい思いが残る試合は本当に悔しい試合になりました。今回も含めて悔しい思いを、世界選手権に向けて生かせるように、一生懸命練習を頑張っていきたいと思います。

宇野 シーズン初めの失敗から始まり、その失敗から成功をつかむことができて、良いシーズン前半を送れたと思いますが、失敗したところがたくさんもあったので、課題を1つずつクリアして初出場の世界選手権を思い切って頑張りたいと思います。

須藤 フランシスとペアを結成してから、1シーズン目で毎試合ごとに新しい発見や経験を前半戦できました。課題もたくさん見つかったので、初出場の世界選手権ではよりユニゾンを良くしていくことや、トリプルツイストなど新たな技も取り入れて、挑戦心を持って頑張りたいと思います。

――シングルの選手に質問です。四大陸選手権に出場する選手は大会の位置づけをどうとらえているのか? そしてどうして出場を希望したのか? また羽生選手は出場しませんが、その期間をどう過ごすのでしょうか?

本郷 四大陸選手権で、世界選手権の前にどれだけ練習の成果を出せるか試せると思うし、どんな結果でも世界選手権につながると思うので希望しました。

浅田 四大陸選手権に出る理由としては、私は1シーズン休んでいたこともあって世界ランキングも下がっているので、それを上げるためというのが1つと、試合の感覚をもう少し味わいたいなと。それが世界選手権につながると思うので、自分で試合感覚を試したいなという気持ちもあって出場することにしました。

宮原 今から世界選手権まで間が空くので、四大陸選手権に出て世界選手権にうまくつなげられるようにしたいと思って、出場することにしました。

羽生 僕は出場を最初から希望しないと出していました。四大陸選手権の期間は2月ですし、全日本が終わってからそんなに時間もないので、その期間はピークとかそういうものではなく実力の方をしっかり鍛錬しながら、もっと演技の幅であったり技術力を高める期間にしたいと思っています。

宇野 四大陸選手権は昨年も出て悔しい思いをしました。今年も出て、その悔しさを晴らしたいという気持ちが強いので、出場を希望しました。

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