運動神経が目覚める魔法の器具 皇居北で絶賛稼働中!

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次世代のトレーニングメソッド

6月に皇居北の神田錦町にオープンしたばかりの複合ラン施設「10 over 9」の2F「RUN CUBE」スタジオに注目! 【スポーツナビDo】

 皇居北側の神田錦町にこの6月新オープンした、食とくつろぎを兼ね備えたランニング複合施設『10 over 9(テンオーバーナイン)』。前回の記事では、全体的な施設の役割、特徴をレポートしました。

 その中で、インパクト十分だったのが、1Fフロアに店舗を構えている「鹿屋アスリート食堂」。ここでは鹿屋体育大学の協力のもと、本格的なバランス定食を提供しているのです。しっかりと栄養が計算された食事をとることができるランニング施設というのは、皇居周辺ではここだけ。それだけでも珍しいのですが、走らない人・施設の会員じゃない人でも食堂は利用可能とあって、会社帰りのビジネスマンや近所の人たちもすでに多く利用しているとのこと。オープンして1カ月と、まだ日は浅いのですが、早くも皇居近くの新名物になりそうな予感です。

 一方、今から紹介する『10 over 9』もう1つの目玉は、2Fフロア「RUN CUBE」にあるスタジオ。ここでは、あの「ボディメトリクス」を受けることができてしまうのです。
 ボディメトリクスとは、簡単に説明しますと“眠っていた運動神経が目覚める”次世代のトレーニングメソッドのこと。これにより、効率的に体を動かせるようになり、「走っているのに足が細くならない」「走れる距離が伸びない」「走っていると足が痛くなる」「肩こり・腰痛がつらい」「O脚、X脚を直したい」などのお悩みを解決。以前、スポーツナビDoでも『勝手に足が速くなる魔法のランニング講座』として取り上げたところ、大きな反響を呼びました。

 そのボディメトリクスを気軽に受けられるスタジオが、『10 over 9』2Fフロアにあるというわけです。

関節、柔軟性、ローカル筋に効果

これがウワサのボディメトリクスデバイス、これをどのように使うのだろうか 【スポーツナビDo】

 スタジオに入るとすぐに目を引くのが、大きな黒い器具(デバイス)。パッと見た感じ、これをどう使うのか全く想像できませんが、実はこれが当スタジオの新兵器なんだという。

「これは見た目よりもすごくシンプルな使い方で、4種類のウォーミングアップ運動ができるデバイスなんです。それぞれ、神経にスイッチを入れる運動で、1つにつきだいたい2分ぐらい。これを4種類やるだけで1時間くらいのストレッチ、ウォーミングアップ効果が得られます」
 説明していただいたのは、ボディメトリクスの開発者である新田(しんでん)幸一さん。上武大学駅伝部のランニングコーチほか様々な分野のトップアスリートのフィジカルコーチとしても活躍するトップトレーナーです。
 新田氏によりますと、このトレーニングデバイスを使うことで、関節の可動域、筋肉の柔軟性が向上し、さらに“ローカル筋”にも効果抜群とのこと。ローカル筋というと、まだ聞きなれない言葉ですが、これはインナーマッスルをさらに細かく定義したもので、脊椎に付着している筋肉のこと。このローカル筋を鍛えることで、体幹部がさらに安定してバランスも良くなり、より効率の良い体の使い方ができるんだそうです。
 しかし、インナーマッスルもそうですが、ローカル筋はなかなか意識して鍛えられるものではありません。でも、新田氏が開発したボディメトリクスデバイスを使えば、ローカル筋にアプローチすることができ、正しい体の使い方、正しいウォーミングアップができるというわけです。

 しかもこのデバイスを使用する4つの運動は、ランナーやスポーツをやっている人のみに有効ではなく、ごく一般の人たちにも効果抜群。「お昼休みにちょっとやっていくOLさんもいますし、肩こりの人も改善されますよ」だとか……。ですので、選ばれたスポーツエリートだけが使う器具、というわけではないのです。

肩甲骨周りを刺激、背筋がスッと

この体勢から握ったバーを前後に動かすだけで肩甲骨にしっかり効いている 【スポーツナビDo】

 それでは、このデバイスをどのように使用するのか、実際に新田氏にお手本を見せていただきました。

 まず1つ目は、骨盤と連動しながら肩甲骨を動かす運動。片足を前に踏み出し、胸を張って、手で握っているバーの部分を前後に動かします。実はこのバーの下の部分はバネになっていて、前後左右どこにでも動く仕組みになっているんです。

横から見ると、このような体勢での運動となる 【スポーツナビDo】

胸周り、肩甲骨、背中が伸びて気持ちいい! 【スポーツナビDo】

 僕も実際に体験しましたが、これが実に肩甲骨と背中によく効きます! 肩甲骨というのは意識して運動させることが難しい部位らしいのですが、この器具を使えば嫌でも動かせてしまいます。

 2つ目は、胸郭の柔軟性、可動域をあげる運動。自分の体重を利用して上体を上下に揺らしていくのですが、これは胸のパーツに効くと同時に、背中、肩甲骨が伸びて気持ちがいい。
 この1つ目、2つ目の運動は主に肩甲骨周りを動かす運動でして、本当に短時間やっただけなのに、背筋がシャンと伸びてスッキリした感じ。それも無理なくスッと伸びているので、今まで自分はいかに猫背だったのかを痛感させられます。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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