撮って、走って、目指せ優勝! 東京五輪、新種目候補が誕生!?
レース後にくつろぐ平良結実さん(左)と北野愛さん。幼なじみで楽しく参加 【スポーツナビDo】
健康的に写真を楽しむ大会
スイーツマラソン、ご当地マラソン、いろいろなおもしろランニング大会がありますが、走る側が「写真を撮る」のは初めて聞いたぞ。これは行かねば!ということで取材してきました。
このイベントは「タイムを競うのではなく“撮る楽しみ×撮られる楽しみ”を感じ、健康的に写真を楽しむ」大会。とはいえ、オリジナルな「優勝」もあるところがちょっとオモシロい。
エントリーは10kmランニング、5kmウォークの2種目で、それぞれ規定時間までにゴールする間に、どれだけ“ポイント”を稼げるかで「優勝」が決まります。1番速くゴールしてもダメで、着順ポイント以外に、自分以外の参加者を1枚撮って10ポイント、参加者ごとに指定された色の写真を撮って10ポイントと、やっぱりちゃんと「写真」が勝負を左右する仕組みになっています。
「フォーチュンクッキー」に入った色紙と同じ色のものを撮影。岸仁美さん(左)と中澤仁美さんの仁美コンビは緑色の色紙をひきました 【スポーツナビDo】
「目に見えないものを撮る」10kmラン&5kmウォーク
私はひとまず5kmウォークのみなさんと、多摩川沿いをお散歩……いやいや取材。ぷらぷら歩いておしゃべりしながら撮影スポットを探します。
大会発起人で写真家のテラウチマサトさんの写真教室に入って半年という大場千秋さんは、ホノルルマラソンにも出たことがあると言う健脚美人。写真教室がきっかけでこのイベントを知り、テラウチ先生の教え「目に見えないものを撮る」べく、友人の山口由佳さんとエントリーしたそう。
3家族でエントリーした参加者さんは、パパさんたちは10kmラン、ママさん組は5kmウォークで参戦。子供たちは…自由枠!? ランニング歴はそれぞれ違う様子でしたが、それでもたくさんのランナーたちと写真を撮ったり、風景を撮ったりで「楽しいです! (こういうイベントは)斬新ですね。ウォーキングがあるのもいいです。やっぱり子供と一緒に参加したいですし、本当に無理なく参加できる」と晴れやかな表情で、口をそろえていました。
3家族で参加! 子供たちはあっちこっちで“撮影モデル”に 【スポーツナビDo】
速いだけじゃ勝てません!
レース後は甘い香りのスイーツがお出迎え! 【スポーツナビDo】
そして、ポイントをしっかり取っての優勝者は、5kmが最初にお話をうかがった「目に見えないものを撮る」を目指した大場さん。10kmは速さでは「真ん中くらいでした」と明かす水谷美乃里さんの女性お2人でした!