「裸足」で走れるNIKE最強シューズ 誕生から10年、新要素でさらに進化

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ランナーのための定番「ナイキ フリー」

「ナイキ フリー」10年の歴史 【スポーツナビ】

 ランナーのためにNIKEが送る定番トレーニングシューズ「ナイキ フリー」が発売されてから10年。この節目を記念して3月14日、東京都内でイベントが開催された。
 このイベントでは、4月3日に新発売する「ナイキ フリー」の新モデルを、NIKEのランニング・シニアフットウェアデザインディレクター自らがプレゼン。また、日ごろから「ナイキ フリー」を愛用している陸上の大迫傑選手、大久保絵里選手、プロトレーナーの木場克巳さん、そしてタレントの長谷川理恵さんがトークセッションを行い、普段使用している中で得ている「ナイキ フリー」の特徴、有用性などを語った。

本当の革命をもたらした3つの新要素

アウトソールに六角形の屈曲溝を切り込むことで、これまで以上に様々な角度の屈曲が可能になった 【スポーツナビ】

 愛され続けて10年。「ナイキ フリー」が今年、さらなる進化を遂げた。この春投入するのは「ナイキ フリー 3.0 フライニット」「ナイキ フリー 4.0 フライニット」「ナイキ フリー 5.0」の3つの新モデル。NIKEのランニング・シニアフットウェアデザインディレクター、ロブ・ドーラン氏は次のように話している。
「10年間の継続的な革新を経て、シューズの働きに本当の革命をもたらすことができた。ナチュラルモーション(自然な動き)の原理に新しいテクノロジーを組み合わせた結果、今まではできなかった足の動きをランナーができるようになる」

 ドーラン氏が言う、革命をもたらした“新しいテクノロジー”は3つあり、これらは04年の「ナイキ フリー」誕生以来、最大の進化と言える要素だという。では、その3つの新要素を順に説明していこう。

■ヘキサゴン(六角形)のフレックスグループ
 ナイキスポーツリサーチラボで集積したデータやアスリートから得た見識をもとに開発された、ナイキ初の六角形フレックスグループ搭載アウトソール(地面に接する靴底)。ホットナイフ技法で六角形の屈曲溝を切り込むことで、様々な角度に屈曲し、多方向への動きに対応しながら、さらに自然なストライドを生み出す。ランナーはこれまでより全方向で自由に足を運ぶことができる。

かかと部分は実際の足の構造に沿った形になり、またフライニットが足をしっかりと包み込む 【スポーツナビ】

■足の構造に沿った形状
 かかと部分の形状をこれまで以上に実際の足に合わせ、ランナーの足が着地するときに一緒に回転できる設計になっている。人間のかかとのように丸みを帯びたこの形状は、ランナーの足が着地するときに曲線的な動きを促し、足の可動域をさらに広げる。そして、人の体に倣った設計をすることで、足の形を模し、足も体もより自然に動かせるようにする狙いもある。
■ナイキ フライニットテクノロジー(3.0、4.0に搭載)
「ナイキ フリー 3.0」「4.0」のソール上には、伸縮性を持つフライニットが足を包み、サポート力と曲線的なフィット感、通気性を得られる。「ナイキ フリー」のプラットフォームの柔軟性を活かしながら、薄めのソール上で足をしっかりと支え、足がどの方向でもより自由に動けるようになっている。

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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