セレッソ大阪【J1リーグ第1節 G大阪vs.C大阪】新生セレッソの船出。いきなりボルテージMAXの大阪ダービーで、敵地をピンクに染め上げる
【CEREZO OSAKA】
今シーズン、クラブは新たにアーサー パパス監督を招聘。「アタッキングのメンタリティーを植え付けたい。ボールを持っていない時でもアグレッシブに戦い、攻撃的な戦い方を落とし込みたい」という明確な意思を持つ指揮官のもと、チームはタイ、宮崎でキャンプを重ね、新たなやり方の習得に励んできた。攻撃では、全員がボールを受ける位置を取って丁寧につなぎ、後ろに下げるのではなく、向かう先は極力、前。「できるだけ敵陣でボールを保持する」(パパス監督)時間を増やしながら、チーム全体で相手ゴールに襲い掛かるイメージだ。今シーズンのキャプテンに就任した田中駿汰は、「どのポジションからでもゴールに向かっていく意識が高いこと」を今年のサッカーの特長に挙げる。守備でも、「失った瞬間にすぐ取り返すことができれば、さらに攻撃できる」(パパス監督)という狙いのもと、即時奪回の意識は昨シーズン以上に増している。また、キャンプではスローインも含めたセットプレーの確認も入念に行っており、シーズンを通してCKやFKも重要になりそうだ。もっとも、新チームとしてスタートしてまだ5週間が経過したばかり。目指す方向性は明確とは言え、実際に公式戦を戦う中で、成功体験とともにエラーも出てくるだろう。ただし、人生の哲学に「勇気」という言葉を用いたパパス監督の目指すサッカーを全員で信じ、勇敢に立ち向かっていくことが何より大切になる。
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(文=小田尚史)
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