セレッソ大阪【J1リーグ第1節 G大阪vs.C大阪】新生セレッソの船出。いきなりボルテージMAXの大阪ダービーで、敵地をピンクに染め上げる

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【CEREZO OSAKA】

いよいよ2025シーズンが開幕する。そのオープニングマッチはガンバ大阪との大阪ダービー。いきなりボルテージMAXの、絶対に負けられない一戦から今年の戦いがスタートする。

今シーズン、クラブは新たにアーサー パパス監督を招聘。「アタッキングのメンタリティーを植え付けたい。ボールを持っていない時でもアグレッシブに戦い、攻撃的な戦い方を落とし込みたい」という明確な意思を持つ指揮官のもと、チームはタイ、宮崎でキャンプを重ね、新たなやり方の習得に励んできた。攻撃では、全員がボールを受ける位置を取って丁寧につなぎ、後ろに下げるのではなく、向かう先は極力、前。「できるだけ敵陣でボールを保持する」(パパス監督)時間を増やしながら、チーム全体で相手ゴールに襲い掛かるイメージだ。今シーズンのキャプテンに就任した田中駿汰は、「どのポジションからでもゴールに向かっていく意識が高いこと」を今年のサッカーの特長に挙げる。守備でも、「失った瞬間にすぐ取り返すことができれば、さらに攻撃できる」(パパス監督)という狙いのもと、即時奪回の意識は昨シーズン以上に増している。また、キャンプではスローインも含めたセットプレーの確認も入念に行っており、シーズンを通してCKやFKも重要になりそうだ。もっとも、新チームとしてスタートしてまだ5週間が経過したばかり。目指す方向性は明確とは言え、実際に公式戦を戦う中で、成功体験とともにエラーも出てくるだろう。ただし、人生の哲学に「勇気」という言葉を用いたパパス監督の目指すサッカーを全員で信じ、勇敢に立ち向かっていくことが何より大切になる。

【CEREZO OSAKA】

開幕戦に臨むにあたり、試合のポイントについて、「プレシーズンから積み上げてきた内容をどれだけ表現できるか」を挙げた指揮官だが、もちろんそれは、試合に勝つため。大阪ダービーで求められるものは勝点3以外になく、新チームを軌道に乗せていくためにも、シーズン初戦を勝利で終えることの価値は計り知れない。また、セレッソにとって今シーズンの初戦であると同時に、開幕戦の中で唯一、金曜日のナイトゲームとなる今節は、2025シーズンのJリーグ全体のオープニングを飾る一戦でもある。「注目度も高いですし、自分としても気合いが入ります」と話す田中を筆頭に、選手全員のモチベーションは高い。攻撃陣では、ラファエル ハットン、チアゴ アンドラーデといった新たなブラジル籍選手たちの躍動に加え、血気盛んな若手の活躍も今回の大阪ダービーの見どころ。「今年は結果」と意気込む北野颯太に、「大舞台は燃える」と自信を漲らせる“ダービー男”の中島元彦。アカデミー出身選手たちが放つ眩い輝きにも期待したい。

【CEREZO OSAKA】

“新生・セレッソ”を見せ付けるには格好の舞台となる大阪ダービー。攻撃的な哲学を持つ新指揮官に率いられた桜軍団が、パナソニックスタジアム吹田をピンクに染め上げる。
(文=小田尚史)
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